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Optio WP(ラニブルー)
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ペンタックス株式会社は、JIS保護等級8級に準拠した防水コンパクトデジタルカメラ「Optio WP」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円台後半の見込み。
米国で1月4日付で発表された「Optio WP」の国内版。ただし、グレー1色だった米国版と異なり、「マウブラック」、「ラニブルー」、「ププピンク」の3色が用意される。カラー名称はハワイ語で「マウ(mau):いつまでも」、「ラニ(lani):空」、「ププ(pupu):貝」を表し、「リゾートで気軽に使ってほしい」との同社の想いを込めたという。なお、Optio WPの企画は同社の女性チームが担当した。
防水プロテクタなどを装着することなく、本体のみで水深1.5mで連続30分の撮影が可能。「指定圧力の水中に常時没して使用できる」というJIS保護等級8級に準拠している。
撮像素子は1/2.5型の有効500万画素CCD。カラーフィルターは原色タイプで、記録解像度は2,560×1,920/2,304×1,728/2,048×1,536/1,600×1,200/1,024×768/640×480ピクセル。マニュアル感度は50/100/200/400。
レンズは屈折光学系の光学3倍ズーム。35mm判換算の焦点距離は38~114mm相当、開放F値は3.3~4。レンズ構成は、片面非球面レンズ1枚、両面非球面レンズ2枚を含む9群11枚。最短撮影距離は通常撮影時0.4m。マクロモード時の撮影距離範囲は0.01m~0.6m(広角端)。
最大320×240ピクセルの動画記録(QuickTime Motion JPEG準拠)も可能。さらに、シャッターボタンを押す前後の各10秒間の音声を静止画と共に記録できる「ピクチャーボイス」機能を新搭載した。音声記録を常時バッファリングし、シャッターレリーズと共に前後10秒間をファイルに残す。
また、コンティニュアスAFに加え、フォーカスフレームを被写体に自動追尾する「自動追尾AF」を搭載。AFポイントは9点で、追尾中はピント合わせも常時行なう。撮影モード中の「ペットモード」と「スポーツモード」で使用できる。なお、撮影モード「キャンドルライト」では、記録解像度を下げる代わりに4ピクセルを1ピクセルとして合成し、ノイズリダクションを図っている。
デジタルカメラで初の「削除画像復活機能」も搭載した。ファイル削除後、次の撮影を行なうまでは復活できる。そのほか、フレーム付き画像の生成、動画のカット編集などを装備。OKボタン長押しで時計を表示する「スタイルウォッチ機能」も使用可能。
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上面
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背面
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液晶モニターは微反射タイプの2型約8.5万画素TFT。起動時間は0.6秒。白とび・黒つぶれ警告のリアルタイム表示も備える。記録メディアはSDメモリーカードと内蔵メモリ(約10.5MB)。PCとはUSBで接続する。電源はリチウムイオン充電池「D-LI8」。
正面左下に波紋をイメージした「WP」ロゴを装備。ボタンとしては機能せず、デザイン上のアクセントとしている。外形寸法は102×22×51mm(幅×奥行き×高さ)、重量は120g(本体のみ)、135g(電池、SDメモリーカード込み)。
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撮影中の液晶モニター
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撮影モード
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撮影モード「サーフ&スノー」の解説
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リゾートを意識した起動画面を3種類用意
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編集関連メニュー
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スタイルウォッチ画面
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■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
ニュースリリース
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2005/200502.html
■ 関連記事
・ 米Pentax、500万画素の防水デジカメ「OptioWP」発表(2005/01/05)
( 折本 幸治 )
2005/02/14 13:14
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