株式会社リコーは業務向けの400万画素コンパクトデジタルカメラ「Caplio R1S」を10月26日より発売する。価格は60,900円。
9月に発売されたコンパクトデジタルカメラ「Caplio R1」の業務用途版。業務向けに機能や同梱品が追加されている。主に同社のOA機器販売ルートを通じて販売される。
R1からの変更点は3つ。1つめは、ズーム位置、フォーカス位置、連写、ISO感度、フラッシュをはじめとする19の設定を電源断時に保持し、電源投入時に同じ状態で起動できるようになった。業務などで同一条件での撮影が多かったり、複数人で同一条件の撮影が求められる場合などに便利としている。
2つめはUSBマスストレージ機能の追加。R1では専用ソフトによる転送のみサポートされていた。新規ソフトの導入制限があるオフィスなどで便利としている。なお、マスストレージ機能はWindows 2000以降、Mac OS 9.0以降に対応する。
3つめは、R1では別売オプションだった専用充電池「DB-50」と充電器を同梱した。従来どおり単3電池(アルカリ/ニッケル水素)にも対応する。充電池使用時のCIPA準拠の撮影可能枚数は約500枚。単3アルカリ電池使用時は約200枚。
このほかの仕様、外観はR1とほぼ同様。
撮像素子は有効400万画素の1/2.5型CCD。感度はISO60~800。記録画素数は2,304×1,728/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。記録形式はJPEG。文書撮影に特化した「文字モード」を持ち、記録画素数は2,304×1,728/1,280×960ピクセル、記録形式はTIFF。最大320×240ピクセルのAVI(Motion JPEG)動画を撮影することもできる。
レンズは7群9枚で構成される光学4.8倍ズームレンズ。35mm判換算28~135mm、開放F3.3~4.8。本体を薄型化するため、レンズ収納時に一部のレンズを振り子のように鏡胴外に逃がす同社独自の「Retracting LENS System」を採用する。最短撮影距離は約0.3m、マクロモードでは約0.01m、テレマクロでは約0.13m。
光学ファインダーのほかに1.8型約11万画素の透過型TFT液晶モニターを搭載。記録媒体は12MBの内蔵メモリのほか、SDメモリーカードまたはMMCに対応する。PCとの接続はUSB 1.1。このほか内蔵ストロボを搭載する。
本体サイズは100.2×25×55mm(幅×奥行き×高さ)、電池とメモリカードを含まない重量は約150g。
■ URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
【8月19日】リコー、28~135mmズーム搭載「Caplio R1」(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0819/ricoh.htm
( 田中 真一郎 )
2004/10/20 15:23
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