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ソニー、進化したプレミアムフォト搭載の新「BRAVIA」


 ソニーは、プレミアムフォトを搭載した液晶TV「BRAVIA」の新製品4シリーズを10月10日から順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。


XR1/X1シリーズ

 従来から機能を進化させたプレミアムフォト機能を搭載したシリーズ。発売は10月10日。

 店頭予想価格はRGB LEDバックライトを採用したXR1シリーズの「KDL-55XR1」(55型)が75万円前後、「KDL-46XR1」(46型)が60万円前後。狭額縁デザインを採用したX1シリーズの「KDL-52X1」(52型)が53万円前後、「KDL-46X1」(46型)が43万円前後、「KDL-40X1」(40型)が32万円前後の見込み。


KDL-55XR1 KDL-52X1

 プレミアムフォトは、コンポーネント、HDMI、USB、DLNAのいずれかで転送したデジタルカメラの写真を、静止画に特化した画質で表示するモード。新たに同社製デジタル一眼レフ「α」のHDサムネイル付きRAWファイルを表示可能になった。

 また、表示モードのうち「ダイナミック」、「スタンダード」、「カスタム」の画質設定パレットを動画系と分離した。これにより、従来完全に切ることができなかったクリアホワイト、カラースペース、ライブカラーといった設定や、強弱が最適化できなかったディテールエンハンサーとアドバンストコントラストエンハンサーの設定を写真向けに最適化できた。また、フォトダイナミックモードでは垂直エンハンスを見直した結果、被写体の立体感と解像感が向上したとしている。

 加えて色温度設定では、5500Kで表示できる「低2」を新設。プロユースも含めた需要に対応するという。

 さらに、同社製ソフト「VAIO Movie Story」などで採用している顔検出技術「フェイスフレーミング機能」も搭載。検出した顔を中心にして効果をかけ、全画面表示時に顔が切れないように自動調節する。また、スライドショー時にも顔検出機能を用いることで、顔のある写真ではスライドショーの枠に絵柄を表示する、といった加工が可能になった。位置情報付きの写真を表示する場合、同時に撮影場所を地図で表示する「フォトマップ」も搭載する。使用するにはLANによるインターネットへの接続が必要。PCと接続し、画像をドラッグ&ドロップで表示できる「レンダラー」機能も備える。

 いずれのモデルも1,920×1,080ピクセルのフルHDパネルを採用。コントラスト比はXR1シリーズが100万:1、X1シリーズは3,000:1。地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル、地上アナログのチューナーを搭載する。


ZX1/W1シリーズ

 従来のプレミアムフォト機能を継承するモデル。レンダラー機能を新たに追加した。

 価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ワイヤレス転送機能を備えたZX1シリーズの「KDL-40ZX1」(40型)が49万円前後の見込み。240MHzの4倍速駆動が可能なW1シリーズの「KDL-46W1」(46型)が40万円前後、「KDL-40W1」が29万円前後の見込み。

 いずれもフルHDパネルを搭載。コントラスト比は3000:1。地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル、地上アナログのチューナーを搭載する。


KDL-40ZX1 KDL-46W1


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200808/08-0828/
  製品情報(XR1シリーズ)
  http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/lineup/series.cfm?series=xr1
  製品情報(X1シリーズ)
  http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/lineup/series.cfm?series=x1
  製品情報(ZX1シリーズ)
  http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/lineup/series.cfm?series=zx1
  製品情報(X1シリーズ)
  http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/lineup/series.cfm?series=w1

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( 本誌:武石 修 )
2008/08/28 21:10
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