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レックスマーク、無線LANやフロントPCポート搭載の複合機など

~実売6,000円のインクジェットプリンタも

発表会場に展示した新製品
 レックスマークは、インクジェット複合機3機種とインクジェットプリンタ1機種を28日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は「X4650」が1万4,800円前後、「X3650」が9,980円前後、「X2650」が8,980円前後、「Z2320」が5,980円前後の見込み。

 いずれの機種も対応OSはWindows 2000/XP/Vista。Mac OS X 10.3.9、Mac OS X 10.4.4~10.5.X。PCとの接続はUSB 2.0。


X4650

 USBに加えて、IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載した複合機。本体色はブラック。プリント解像度は4,800×1,200dpi。4色インクを採用し、ノズル数はカラーが各160、ブラックが640。オプションで6色インクも使用可能。プリント速度はカラーが18ppm、モノクロが25ppm。A4のフチなしプリントも可能。


X4650 メモリカードスロット

表示には、斜めからでも見やすい有機ELパネルを採用。 本体背面に無線LAN用のアンテナを備える

 スキャナはCISセンサーを採用。読み取り解像度は600×1,200dpi。カラーが36bit入力、モノクロが12bit入力。本体のみでのコピーも可能。

 PictBridgeに対応するほか、メモリカードからのダイレクトプリントも可能。対応メモリカードは、CF、Microdrive、SDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックPRO、xDピクチャーカード(Type M/H)。別途アダプタを使用することで、MMCmobile、miniSDカード、microSDカード、メモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオにも対応する。USBフラッシュメモリからのプリントも可能。

 新たに、2行表示のモノクロ有機ELパネルを搭載。従来の液晶パネルに比べて視野角が180度と広い上に明るく、視認性に優れる。また、文字のスクロール表示にも対応した。

 IEやMicrosoft Officeに対応したツールバーが付属。ツールバーから簡単にプリントが可能になる。また、画像編集ソフト「Productive Studio」などを同梱する。

 本体サイズは459×175×331mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、重量は約5.3kg。


無線LANが簡単に設定できるとアピール ドライバのインストールも10分以内で完了するとしている

Webページを、指定した日時に繰り返しプリントすることもできる Microsoft Officeから簡単にプリントできるツールバーも利用できる

X3650

 本体前面と背面にPCが接続できるUSBポートを搭載したモデル。前面と背面に同時にPCを接続してX3650を共有できる。フロントPCポートの採用は業界初としている。なお無線LAN機能は搭載しない。本体色はホワイト。


X3650 フロントにカードスロットとPC接続用ポートを搭載

 プリンタ部、スキャナ部はX4650と同一。PictBridgeに対応し、メモリカードスロットもX4650と同様に装備する。ツールバー機能やProductive Studioなども同梱する。表示パネルは有機ELを採用。

 本体サイズは459×175×317.5mm、重量は約5.1kg。


X2650

X2650
 エントリー向けの複合機。プリンタおよびスキャナ部はX4650などと同じ。無線LAN機能、フロントPCポート、メモリカードスロットなどを省き低価格化を図った。

 プリント速度はカラーが16ppm、モノクロが22ppm。ワンタッチボタンを備え単体でコピーが可能。

 本体サイズは432×312×175mm、重量は約4.8kg。


Z2320

 スキャナを搭載しない単機能モデル。プリンタ部はX2650と共通。

 本体サイズは432×215×125mm、重量は約2.4kg。


ターゲットを明確にして効果的に販売

レックスマークインターナショナル代表取締役社長の中西伸行氏
 17日に都内で開催した発表会で、レックスマークインターナショナル代表取締役社長の中西伸行氏は、「国内の複合機を含むインクジェットプリンタはほぼ横ばいで飽和状態にあるが、今後も年間出荷台数650万台程度で推移する」とした。また、「金額ベースでは、低価格化が進行しトータルで減少傾向にあるとし、厳しい市場環境が予想される」との見方を示した。

 今一度基本に立ち返って、セグメントごとに効果的な販売を行なうとしており、具体的には「ベーシックホーム」と「ホーム&スチューデント」の2つのセグメントに注力する考え。

 今後は、ソフトウェアメーカーなどとのトータルソリューションとしての拡販も図っていくとしている。


単身者や学生などの「ベーシックホーム」と、高校生以下の子どもがいるファミリーを想定した「ホーム&スチューデント」セグメントに向ける 4月に開始した郵便局で使用済みカートリッジを回収する「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」もアピール。これとは別に、レックスマークが独自に行なうカートリッジ回収プログラム(無償)も継続して実施する


URL
  レックスマーク
  http://www.lexmark.co.jp/

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プリンタメーカー6社と郵政グループ、使用済みインクカートリッジ共同回収プログラム(2008/04/08)


( 本誌:武石 修 )
2008/06/17 16:14
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