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キヤノン、FAX機能搭載のSOHO向けインクジェット複合機

~クリアインク採用の「PgRテクノロジー」を新搭載

 キヤノンは、FAX機能などを搭載したインクジェット複合機「PIXUS MX7600」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、6万3,000円前後の見込み。

 SOHOなど小規模オフィスを想定したインクジェット複合機。ビジネスモデルながら、クリアインクを含めた6インクタンクシステム「PgRテクノロジー」を採用するなど、普通紙での写真プリントにもこだわった。

 PgRテクノロジーは、普通紙でのプリント時にクリアインクを用紙に塗布してからプリントを行なうシステム。クリアインクを塗布することで、顔料インクを紙の表面に定着させることが可能になり、高発色、高濃度のプリントが得られるという。また、耐水性、対マーカー性、耐候性なども向上するとしている。なお、PgRテクノロジーは普通紙のみ有効で、フォトペーパーやはがきでは利用できない。

 プリント解像度は、4,800×1,200dpi。カラーインクは5色独立タンクで、すべて顔料。プリントヘッドはシアン/マゼンタが各1,024ノズル、イエロー/ブラック/高濃度ブラックが各512ノズル。最小インク滴は2pl。最大用紙サイズはA4。給紙は、PgRテクノロジーを利用する普通紙は前面カセットから給紙し、PgRテクノロジーを使用しないフォトペーパーやはがきは背面トレイから給紙する。

 FAXはスーパー3G対応。最大30件のメモリ送受信、最大109件の同報送信機能などを備える。ADFは両面対応で、最大35枚までセットできる。スキャナは入力解像度4,800×9,600dpi。CISセンサーを採用した。


本体前面にメモリカードスロットを備える 内部。左にクリアインクタンクを装填する

 メモリカードスロットを備え、直接画像をプリント可能。被写体に適した補正を行なう「自動写真補正機能」を搭載。対応メディアは、CF、Microdrive、SDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックPRO、スマートメディアに対応する。別途アダプタを使用することで、メモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、miniSDカード、microSDカード、RS-MMC、xDピクチャーカードも使用可能。

 Ethernet端子、PictBridge端子を備えるほか、オプションのBluetoothアダプタも利用できる。USB 2.0でのPC接続も可能。1.8型のカラー液晶ディスプレイを備える。

 本体サイズは500×535×257mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約16.6kg。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-05/pr-pixusmx7600.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/mx7600/


( 本誌:武石 修 )
2008/05/14 15:03
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