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キヤノン、収納バスケット付きのコンパクトフォトプリンタ「SELPHY CP770」
~低価格モデルの「SELPHY CP760」も
SELPHY CP770
キヤノンは、昇華型コンパクトフォトプリンタ「SELPHY CP770」を6月中旬に、「SELPHY CP760」を5月15日にそれぞれ発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格はCP770が1万6,000円前後、CP760が1万3,000円前後の見込み。
CP770は、収納ケースと本体が一体になるデザインを採用したコンパクトフォトプリンタ。「ラブキッズプリンター」の愛称で母親層に訴求する。
付属品一式と本体の収納ケースとなるバスケットを同梱することで、使用しないときの収納に配慮した。バスケットにはハンドルを設け、プリンタを固定した状態で持ち運びが可能。デザインは、子ども向け雑貨などで知られるプロダクトデザイナーの磯野梨影氏。同社によると、外部のデザイナーを起用することは珍しいという。
従来モデルに比べ操作ボタンの数を減らし、液晶モニターの下に十字ボタンを配置。使用頻度の高いボタンのサイズを大きくし、色を付けるなど直感的なボタンレイアウトを採用した。また、液晶モニター表示で、文字サイズを大きくしたほか、表示レイアウトを見直した。液晶モニターは11.5万ドットの2.5型TFT。角度を付けることで見やすさを向上した。
ペーパーカセット装着時
バスケットに収納したところ
バスケットに付属品を収納できる
フタ部分にメモリカードのアイコンを表示した
本体横にUSB端子を備える
同梱品
CPシリーズでは初めてとなる自動写真補正機能を搭載。画像から人物の顔を検出し、顔と背景をそれぞれ最適な明るさと色合いに補正できる。また、赤目の自動補正機能も備える。プリントにはオーバーコート層によるラミネート加工を施し、水滴、指紋、紫外線、ガスなどから写真を保護する。
プリント解像度は300×300dpi。階調は各色256階調。対応用紙サイズは、Lサイズ、ポストカードサイズ、カードサイズ、ワイドサイズ(100×200mm、縁なし時)。各サイズとも縁ありと縁なしプリントを選択できる。カードサイズのみ8分割シールプリントが可能。プリント速度はLサイズで約43秒。ペーパーカセットは従来品から機構を改め、使いやすくした。
メモリカードスロットには、対応メディアのアイコンを表記した。対応メディアは、CF、Microdrive、SDHC/SDメモリーカード、miniSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus、MMCmobile、RS-MMC、メモリースティック、メモリースティックPRO、メモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ。別途アダプターを使用することで、microSDHC/SDメモリーカード、MMCmicro、xDピクチャーカード、メモリースティックマイクロも使用できる。
USB端子は、CPダイレクト対応カメラおよびPictBridge対応カメラ用のAコネクタと、PC接続用のBコネクタを搭載。また、高速赤外線通信規格の「IrSimple」に対応し、対応するデジタルカメラやカメラ付き携帯電話からプリントできる。なお、オプションの「BU-30」を使用することで、Bluetoothに対応する。
本体サイズは248×156.4×77.3mm(幅×奥行き×高さ、以下同)、バスケット収納時は276×174×205.8mm。重量は本体のみが1,060g、バスケットが410g。オプションでバッテリーパック「NB-CP2L」を用意する。
CP760は、CP770から、収納用バスケット、IrSimple、外付けバッテリー対応などを省略した製品。従来モデル同様の箱形のデザインを踏襲した。CP770と同じ自動写真補正機能も搭載する。
本体サイズは180×126.7×73.1mm、本体のみの重量は約900g。
SELPHY CP760
同梱品
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URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-05/pr-cp770.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/cpp/cp770/
( 本誌:武石 修 )
2008/05/07 13:02
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