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TENBAの新製品
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プロフォトは14日、「TENBA」(テンバ)ブランドのカメラバッグの新製品発表会を都内で開催した。発表したのは、国内未発表を含む6シリーズ。
これまでTENBA製品は銀一が輸入、販売していたが、10月1日からプロフォトがTENBA製品の輸入代理店になった。また、発売元はハンザテックが引き継いだ。今回が、輸入代理店と発売元が変わってから初めての発表会となる。
海外でも未発表の「GEN-3」(ジェン・スリー)と「ROADIE」(ローディー)に加えて、「RESPONS」(レスポンス)、「MESSENGER」(メッセンジャー)、「XPRESS」(エクスプレス)、「AIRBOOK」(エアブック)を日本で初導入する。いずれも20日以降に発売する。
■ GEN-3シリーズ
都会的なデザインで超軽量設計を目指した新ラインナップ。機材の素早い取り出しが可能という。カメラアクセサリーや携帯電話などを機能的に収納できるポケットを備える。外装は耐久性に優れるというジェネレーション840ナイロンを使用している。
「PHOTO SLING」は、たすき掛け式のスリングバッグ。価格は2万475円。一眼レフカメラ1台、レンズ1~2本、ストロボなどが収納できる。外寸は39×22×27cm(幅×奥行き×高さ、以下同)、内寸は37×17×25cm。重量は約0.9kg。
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PHOTO SLING
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内部
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アクセサリー収納ポケット
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「PHOTO/LAPTOP MESSENGER」は、17型ノートPC対応のショルダーバッグ。価格は3万4,335円。一眼レフカメラ1台、レンズ5~6本、ストロボなどが収納できる。外寸は43×28×33cm、内寸は41×15×29cm。重量は約2.3kg。
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PHOTO/LAPTOP MESSENGER
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内部
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PC収納部
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「PHOTO/LAPTOP BACKPACK」は、2気室のバックパック。価格は3万4,335円。一眼レフカメラ1台、レンズ5~6本、ストロボ、17型ノートPCなどが収納可能。外寸は35×27×48cm、内寸は33×20×27cm。2.5kg。
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PHOTO/LAPTOP BACKPACK
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下気室
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上気室
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■ ROADIEシリーズ
開発に長期間を費やしたというキャスター付きの大型カメラバッグ。バリスティックナイロンを使用し、ヘビーユースにも対応するという。
「ROLLING PHOTO CASE-SMALL」は、キャリー型のカメラバッグ。価格は4万7,670円、一眼レフカメラ、中判カメラ2台、レンズは、300mm F2.8を含むレンズ6~8本、17型ノートPCなどが収納できる。GEN-3と同様のアクセサリーポケットを備える。内部の仕切りはすべて取り出すことができ、旅行用バッグとしても使用可能。外寸は44×36×30cm、内寸は41×15×27cm。重量は約4.9kg。
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ROLLING PHOTO CASE-SMALL
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内部
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PC収納部とアクセサリーポケット
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ROLLING PHOTO CASE-LARGE
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「ROLLING PHOTO CASE-LARGE」は、ROLLING PHOTO CASE-SMALLを大型にした製品。価格は5万5,230円。一眼レフカメラ、中判カメラ2台、500mm F4.5を含むレンズ8~10本、17型ノートPCなどが収納できる。また、フロント部に三脚を固定できるベルトを備えるほか、レフ板などを取りつけることができるゴムバンドが付く。PCは上部から取り出し可能で、空港などでのセキュリティチェックが容易にできるとしている。外寸は54×27×36cm、内寸は48×18×33cm。重量は6.8kg。
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内部
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サイドにポケットを備える
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フタを展開した状態
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「TRIPOD/GRIP CASES-36inch」と「同48inch」は、三脚など長物用のキャリーバッグ。価格は36inchが4万2,315円、48inchが4万8,090円。移動は、斜め45度で引くほか、寝かせた状態のまま引くこともできる。側面には取っ手も備える。サイズはinchが外寸93×27×27cm、内寸91×26×26、重量は約4.2kg。48inchは外寸123×27×27cm、内寸は91×26×26cm、重量は4.9kg。
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TRIPOD/GRIP CASES-36inch
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内部
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底面
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■ RESPONSシリーズ
報道やスポーツ撮影に最適というショルダーバッグ。米国の新聞社でも採用しているモデルという。長時間の撮影を考慮して軽量化を図った。また、「クイックアクセス」と呼ばれるフラップ式のフタにより、素早く機材を取り出すことができる。使用しない場合には縮小可能な飛び出し式のポケットを備える。カラーはブラックと黄褐色/ブラックを備える。また、ウエストベルトやストラップに取りつけ可能なポーチ「Extra POP-Accessory POP-Out Pocket」(1,995円)を用意する。
「Small Shoulder Bag」は、シリーズ中最小のモデル。価格は2万3,415円。一眼レフカメラ1台レンズ2~3本、ストロボなどが収納できる。外寸は40×26×26cm(飛び出し式ポケット使用時、以下同)、内寸は25×17×20cm。重量は約1.3kg。
「Medium Shoulder Bag」は、中サイズの製品。価格は2万6,335円。一眼レフカメラ1~2台、レンズ3~4本、ストロボなどが収納可能。外寸は48cm×26×26cm、内寸は33×20×20cm。重量は約1.6kg。
「Large Shoulder Bag」は、シリーズ中最大のモデル。価格は3万795円。一眼レフカメラ1~2台、レンズ4~5本、ストロボなどが収納できる。外寸は46×29×26cm、内寸は42×20×20cm。重量は約2kg。
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Medium Shoulder Bag
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内部
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■ MESSENGERシリーズ
タウンユースに最適というショルダー型カメラバッグ。一見してカメラバッグに見えないデザインとすることで、盗難防止の効果もあるという。内部のソフトコンテナ(仕切り)はすべて取り出し可能で、通常のバッグとしても使用可能。上部のジッパーを開けるだけで、内部にアクセス可能。外装には、コーデュラナイロンを採用した。カラーはブラック、オリーブ、濃オレンジ、紺色を用意する。
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Large Messenger Bag
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内部
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「Small Messenger Bag」は、一眼レフカメラ、レンズ3本、ストロボ、雑誌、15型ノートPCが収納可能。価格は1万8,375円。外寸は39×30×16cm、内寸は36×28×14cm。重量は約1kg。
「Large Messenger Bag」は、17型PCに対応したモデル。一眼レフカメラ、レンズ3本、ストロボ、雑誌などが収納できる。内寸は45×33×17cm、内寸は43×15×30cm。重量は約1kg。
■ XPRESSシリーズ
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XPRESS Shoulder Bag(Small)
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TENBAの品質を保ちながら、求めやすい価格としたコンシューマー向けライン。コンパクトで軽量に仕上げたという。
「XPRESS Shoulder Bag」はサイズ違いで3種類をラインナップする。雨よけも兼ねるフラップ式のフタを備えるほか、耐光性のある生地を外装に使用した。カラーは、ブラック/グレー、ブラック/オリーブ、ブラック/暗青緑色、ブラック/赤、グレー/オレンジを用意する。
Smallの価格は5,880円。コンパクトカメラ、ケーブル、メモリカード、バッテリーなどが収納できる。外寸は23×15×13cm、内寸は約14×11×9cm。重量は約0.45kg。
Mediumは、レンズ付きの小型一眼レフカメラ、ストロボ、ケーブル、メモリカード、バッテリーなどが収納できる。価格は6,615円。外寸は25×17×15cm、内寸は約20×13×15cm、重量は約0.54kg。
Largeは、一眼レフカメラ1台、レンズ2~3本、ストロボ、ケーブル、メモリカード、バッテリーなどが収納できる。外寸は30×20×18cm、内寸は23×15×18cm。重量は約0.68kg。
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EXPRESS DAYPACK
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「EXPRESS DAYPACK」は、1気室のバックパック。価格は1万1,340円。一眼レフカメラ1~2台、レンズ5~6本、ケーブル、メモリカード、バッテリーなどが収納できる。耐久性があるというリップトップの生地を採用し、軽量に設計した。両サイドにポケットを備える。カラーは黒/グレー、黒/オリーブ、黒/暗青緑色、黒/赤、グレー/オレンジを用意する。外寸は42×32×51cm、内寸は24×15×30cm。重量は約0.9kg。
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EXPRESS POUCH
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「EXPRESS POUCH」は、コンパクトカメラ用のポーチ。メモリカードとバッテリーも収納できる。価格はSmallが1,890円、Mediumが1,995円、Largeが2,100円。
■ AIRBOOK
写真集やポートフォリオなどの専用輸送バッグ。大きさ別に4種類をラインナップするが、いずれも受注生産となる。内部に設けたポリエチレンと高密度発泡スチロールによるクッションで作品を保護する。また、起毛トリコットにより傷つきを防ぐという。ケースには一体形成の上板を使用している。外装はバリスティックナイロンを採用した。
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AIRBOOK
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内部
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価格は「8.5×11"」が2万4,675円、「11×14"」が2万7,195円、「11×17"」が2万8,875円、「16×20"」が3万2,235円。
サイズは、8.5×11"が外寸42×10×37cm、内寸30×6×25cm、重量約1.5kg。11×14"が外寸48×10×43cm、内寸37×6×31cm、重量約1.8kg。11×17"が外寸58×10×41cm、内寸40×6×29cm、重量約2kg、11×17"が外寸58×10×41cm、内寸約40×6×29cm、重量は約2kg。16×20"は外寸63×10×53cm、内寸51×6×41cm、重量約2.5kg。
■ プロ写真家とのつながりがTENBAの強み
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マックグルーブのTENBAプロダクトマネージャー ピーター・ワイズナー氏
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発表会では、米マックグルーブのTENBAプロダクトマネージャー ピーター・ワイズナー氏が来日して製品説明を行なった。マックグループは、TENBAやInduroなどを擁する米最大級のプロ用写真機材商社。
ワイズナー氏は、「TENBAの強みは、チベット語で『最高』を意味するブランド名そのもの。写真家との強いつながりがあり、あらゆるジャンルの写真家と話し合い、求められているニーズをフィードバックしている」とブランドを紹介した。
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TENBAのブランドポジショニング。今後は、コンシューマー向けも強化していくという
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マックグループは、米国でプロフォトの製品も扱っており、関係が深かったという。今後は輸入、物流、マーケティング、Webなどをプロフォトが担当し、販売、納品、カスタマサポートをハンザテックが行なう。
またワイズナー氏は、「新しい機材に常に追従する開発を行なっている」と話し、今後の製品展開に付いて触れた。ロケーション撮影に対して、もっと使いやすいバッグやケースシステムを今後広げていきたいという。加えて、プロのクォリティーを持ったコンシューマー向けラインも強化していくという。
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プロフォト代表取締役の今井春三氏
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プロフォト代表取締役の今井春三氏は、「TENBAの新しい流れを作っていく製品が並んだ。『新生TENBA』との位置づけで、ハンザテックと協力して拡販していく」と挨拶した。
■ URL
プロフォト
http://www.profoto.jp/
ハンザテック
http://www.hansatech.co.jp/
( 本誌:武石 修 )
2007/12/14 22:46
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