シグマは7日、RAW現像ソフト「Photo Pro 2.3」を公開した。Windows用とMacintosh用がそれぞれダウンロードできる。ダウンロードには、デジタル一眼レフカメラ「SD14」、「SD10」、「SD9」いずれかのシリアル番号が必要。
Photo ProはSDシリーズのRAWデータを現像できるソフトで、現行製品のSD14には、Windows用として「Photo Pro 3.0」、Macintosh用として「Photo Pro 2.2」が付属している。SD14の開発を機にPhoto Pro 3.0からインターフェイスを刷新、3月6日にWindows用をSD14に同梱して発売したものの、Macintosh用Photo Pro 3.0が間に合わず、Macintosh用は旧来の2.xを改良したPhoto Pro 2.2のままで現在に至っている。
Photo Pro 2.3は、Photo Pro 2.xをベースにしたもので、Windows用Photo Pro 3.0よりも新しい画像処理コードを搭載。オートホワイトバランスの安定性を向上させているという。主要なインターフェイスは2.xと同等。
今回、同社は3.0が公開済みのWindows用にも2.3を公開しているが、これは新しい画像処理コードを実装した「Photo Pro 3.1」がまだ制作中のため。Macintosh用の2.2→2.3のバージョンアップに合わせ、Windows用も公開したという。同一のPC内で3.0と2.3を混在させることが可能で、シグマでは3.1のリリースまで、2.3の使用を推奨している。