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アドビ、Photoshop CS3とCamera RAWをアップデート


Photoshop CS3
 アドビシステムズは16日、「Photoshop CS3」の最新アップデータを公開した。バージョン番号は10.0.1。また、RAW現像プラグイン「Camera RAW」の最新版も公開した。バージョン番号は4.3。ヘルプメニューから起動する「Adobe Updater」から更新できる。

 Photoshop CS3 10.0.1の変更点は次の通り。対応OSはWidows XP/Visita、Mac OS X 10.4.8。

・Windows用

  • マイクロソフトの「IntelliPoint」がインストールされているとクラッシュする問題を修正
  • 複数のレイヤーセットを含むオブジェクトの移動速度を改善
  • ファイルサイズが大きいドキュメントを閉じる速度を改善
  • 特定のプロファイルを使用して画像をCMYKに変換すると、色が黒くなる問題を修正
  • 16色以下の画像を4bitのBMP形式で保存するとクラッシュする問題を修正
  • 「Web およびデバイス用に保存」ダイアログの最適化ポップアップメニューに、XMPを含めるオプションを追加
  • XMPを含めるオプションを有効にして「Webおよびデバイス用に保存」を使用すると、すべてのXMPデータを最適化されたファイルに含むよう変更
  • プリントダイアログに正しくないプリンタが表示される問題を修正
  • エプソン製プリンタでプリントすると、余白のサイズを誤る問題や、縮小または中心からずれてプリントする問題を修正
  • プリンタ設定をドキュメントに対して保存するよう変更。ドキュメントに「ページ設定」を適用していない場合、ドキュメントには現在のセッション中に使用された1つ前のページ設定が使用される
  • 「Photoshop によるカラー管理」を使用すると、Windows ICM(システムカラーマネジメント)を無効にするよう変更
  • カラーマッチプリントの機能を改善
  • 一部のレーザープリンタで、非正方形ピクセルの解像度でプリントするとゆがみが発生する問題を修正


・Mac OS X用

  • 複数のレイヤーセットを含むオブジェクトの移動速度を改善
  • 特定のプロファイルを使用して画像をCMYKに変換すると、色が黒くなる問題を修正
  • 「Web およびデバイス用に保存」ダイアログの最適化ポップアップメニューに、XMPを含めるオプションを追加
  • XMPを含めるオプションを有効にして「Webおよびデバイス用に保存」を使用すると、すべてのXMPデータを最適化されたファイルに含むよう変更
  • カラーマッチプリントの機能を改善
  • DICOMとして保存された画像をPowerPC機で開くと、ファイルが破損する問題を修正


 Camera RAW 4.3は、オリンパスE-3、同CAMEDIA SP-560UZ、キヤノンEOS-1Ds Mark III、同PowerShot G9、ニコンD3、同D300、パナソニックLUMIX DMC-L10を新たにサポートした。併せて、DNG形式のファイルを生成する「DNG Converter」も4.3になる。

 Camera RAW 4.3を使用できるソフトは、Photoshop CS3、Photoshop Elements for Windows 6、同5.0、Photoshop Elements 4.01(Macintosh用)。

 なお16日、アドビはPhotoshop CS3に付属する「Bridge CS3」の最新アップデータ「2.1.1」を公開した。環境設定に高画質プレビューを有効にするオプションを追加したほか、PDFやAIファイルを開くとクラッシュする問題、XMPデータをCR2ファイルに追加すると正しく処理されない問題などを修正した。また、2.1.1では、連続して複数ファイルを選択した際、ダブルクリックとして認識しなくなった。意図せずして複数ファイルが開く回数が減少するという。



URL
  アドビ
  http://www.adobe.com/jp/
  ダウンロードページ
  http://www.adobe.com/jp/downloads/updates/

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アドビ、「Photoshop CS3」日本語版を正式発表(2007/05/08)


( 本誌:折本 幸治 )
2007/11/16 19:35
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