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キヤノン、EOS Digitalと同じボタン配置の80GB HDDストレージ

~EOS-1D Mark IIIの外部メディアにも

 キヤノンは、容量80GBのHDDフォトストレージ「MEDIA STORAGE(メディアストレージ) M80」を7月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後の見込み。

 1.8型80GBのHDD、3.7型液晶ディスプレイ、メモリカードスロットなどを搭載する携帯型ストレージ。Photokina 2006において同社が公開した製品で、今回、国内での発売が決まった。国内では同社初のHDDフォトストレージ製品となる。

 同社のデジタル一眼レフカメラ「EOS Digital」シリーズに類似したボタン配置を採用。また、「EOS 5D」や「EOS 30D」などと共通のリチウムイオンバッテリー「BP-511A」を採用する。さらにEOS Digitalシリーズや、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot」シリーズのRAWファイルを表示できる。ただし再生時は、RAWファイル内の埋め込みJPEGファイルを表示する。

 RAWファイルを表示できるのは、EOS-1Ds Mark II、EOS-1D Mark III、EOS-1D Mark II N、EOS-1D Mark II、EOS 5D、EOS 30D、EOS 20D、EOS 10D、EOS D60、EOS D30、EOS Kiss Digital X、EOS Kiss Digital N、EOS Kiss Digital、PowerShot G6 、PowerShot S70、PowerShot S60。

 またUSB 2.0端子を搭載し、EOS-1D Mark III専用のワイヤレストランスミッター「WFT-E2」と接続できる。USBホスト機能を内蔵するWFT-E2を介して接続するもので、接続時にはEOS-1D Mark IIIの外部メディアとして撮影画像を記録可能。


WFT-E2を装着したEOS-1D Mark III。WFT-E2のUSB端子経由でM80を接続すれば、EOS-1D Mark IIIの外部メディアとして使用できる
 USB端子はPictBridge対応プリンタとの接続にも利用でき、本体のイージープリントボタンを押すことで、M80に保存した写真をプリントできる。PCへの接続も可能で、対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.2~10.4。

 液晶ディスプレイは3.7型TFTで、約30.7万画素(640×480ピクセル)。ピクセル等倍までの拡大表示、縦横自動回転表示、12コマのサムネイル表示、スライドショー再生などに対応する。視野角は約160度。輝度は280cd平方m。

 対応メディアはCF(8GBまで)、Microdrive、SDHC/SDメモリーカード、MMC。

 Motion JPEG、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4の各動画の再生も可能。また、MP3およびWAVE形式の音声ファイルも再生できる。本体にスピーカーを備えるほか、映像/音声出力端子も装備。パスワードによる不正アクセス防止機能も備えている。

 HDDの両サイドをゴムカバーで保護するなど、HDDへの衝撃吸収を考慮したという。衝撃吸収率は約50%。

 本体サイズは139.5×33.5×80.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約370g(電池含む、メモリーカード含まず)。ストラップ取り付け部を2箇所に設けている。ショルダーストラップ、セミハードケースが付属する。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-07/pr-m80.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/eosd/accessary/m80/

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/11 15:17
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