エプソン、純正再生インクカートリッジを5月からテスト販売

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エプソン、純正再生インクカートリッジを5月からテスト販売

　エプソンは15日、回収した使用済みインクカートリッジにインクを再充填して再利用する「純正再生インクカートリッジ」を開発したと発表した。実証テストとして、オンライン販売サイト「エプソンOAサプライ」で5月上旬から市場に投入する。

　同社では現在、量販店に設置した回収ポストやベルマーク活動を通じ、使用済みインクカートリッジを回収。その後に分解・分別し、材質に合った形で原料化した上で、再生素材として活用している。現在の回収率は、国内出荷の8.8%程度。その過程で以前からインクカートリッジ自体の再生を検討していたものの、再資源化にかかる環境負荷の観点から実現には至らなかったという。

　今回の開発により、インクカートリッジの再生技術と再生量産化技術を確立。新品インクカートリッジと同等の性能を確保した再生インクカートリッジが可能になったという。再生インクカートリッジの市場投入により、リサイクルプログラムの実現と、持続可能性を検証する。

　再生産するのはPM-G720などで使用できる32系のインクカートリッジ。型番の末尾2桁に「32」が入る。エプソンOAサプライでの販売価格は新品インクカートリッジと同等を予定。保証体系も新品と同様になるという。

■ ＵＲＬ
　エプソン
　 http://www.epson.jp/
　ニュースリリース
　 http://www.epson.jp/osirase/2007/070215.htm
　エプソンOAサプライ
　 http://epson-supply.jp/

（本誌：折本幸治）
2007/02/15 13:47

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