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アドビ、「Photoshop Lightroom」の説明会でデモを実施
~スポット修正機能など製品版の新機能を説明
アドビシステムズは30日、写真家向け画像管理ソフト「Photoshop Lightroom」のマスコミ向け発表会を都内で開催した。同ソフトの発売日は3月23日。価格は通常版が33,600円、ダウンロード版が32,000円、アカデミック版が11,340円。7月5日までは提供開始キャンペーンとして、通常版を23,000円、ダウンロード版を22,000円で提供する。
発表会では、同社プリント&パブリッシング部フィールドプロダクトマーケティングマネージャーの栃谷宗央氏がPhotoshop Lightroomの説明とデモンストレーションを行なった。
会場の様子
栃谷宗央氏
「製品版では、イメージの読み込みから公開までプロフォトグラファーに求められる機能を備えた。ユーザーに満足してもらえる製品と自負している」と語った。また、Photoshop ElementsとPhotoshopにPhotoshop Lightroomを加えた3製品が同社のグラフィックパッケージのメインストリームになると説明した。
Photoshop Lightroomの主な特徴
多数のファイルフォーマットに対応
続いて製品版の特徴を挙げ、「特に、洗練されたインターフェースは『エレガント』といえる」と使いやすさへの自信を見せた。対応する画像フォーマットはJPEG、TIFF、PSDなどのほか、140種類以上のRAW画像をサポート。ニコンのD40/D80、ペンタックスのK10Dなどにも対応する。なおRAW画像に関しては、現時点で約150機種の読み込み確認がとれているという。
なお、現像エンジンに同社のPhotoshopシリーズ用現像プラグイン「Camera Raw」を採用していることから、今後の新機種対応のタイミングはCamera Raw側のリリースとほぼ同時になるという。
Adobe Bridgeとの違い。xmpとDNGは相互に互換性を持つ
Photoshop CS2などにバンドルされている画像管理ソフト「Adobe Bridge」との違いについては、Photoshop LightroomがPhotoshopとの連携がメインで写真を扱うことに特化している点と、Adobe BridgeがPDFやInDesignなど写真以外の様々なファイル形式に対応している点を挙げた。その上で、前者はフォトグラファー向け、後者はデザイナーやクリエイター向けであると説明した。なお、Photoshop LightroomとAdobe Bridge間では、XMPファイルやDNGファイルにおいて互換性を持たせている。
栃谷氏は、「高度な写真編集はPhotoshopで行なうが、画像の読み込み、選択、現像、公開はPhotoshop Lightroomで行なえる。大量の写真をマネジメントする上で必須のツールになるだろう」と述べた。
価格について同氏は、「以前から述べていた『Photoshop Elementsより高くてPhotoshopより安い』を実現できた」とし、Photoshopまでは必要ないといったユーザーにも使ってもらいたいとアピールした。なお、既存のPhotoshopユーザーに対して優待販売を用意しなかった点について、「米国の法律上、優待販売に問題が発生するため」とし、「優待販売の代わりに、『提供開始キャンペーン』で値引きをした」と説明。同キャンペーンは、パブリックβ版のフィードバックなどで、製品開発に協力したユーザーへの還元でもあるとした。
なお、30日に発売されたWindows Vistaについては、「サポート外」としながらも、「今後何らかの対応は検討していく」と述べた。
同社では、サードパーティ向けにモジュール開発キット(SDK)の提供を予定しているが、具体的な時期については「2007年後半」と述べるにとどまった。
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デモンストレーション
会場では、栃谷氏がMacintoshを用いてデモンストレーションを披露した。
まず、Photoshop Lightroomの画面構成について説明した。上部はモジュールの切り替え、中央に作業スペース、左側に基本設定を行なうナビゲーターがあり、右側で詳細な設定を行なえる。下部にはフィルムストリップと呼ばれるサムネイルが並ぶ。
Photoshop Lightroomは、ライブラリ、現像、プリント、スライドショー、Webの各モジュールに分かれた造りになっているが、各モジュールともユーザーインターフェースを統一している。
Photoshop Lightroomの画面
画面右上でモジュールの切り替えを行なう
サムネイルを全体に表することもできる
サムネイルの拡大も可能
背景を黒くして写真を表示するモードも備える
画像読み込みダイアログにサムネイルを表示できる
画像の読み込み時は、サムネイルを表示することができ、サムネイル上で読み込みたい画像を選択できる。なお、パフォーマンスを落とさずに読み込める最大枚数は約10万枚程度だという。
読み込みに際しては、参照読み込み、ライブラリに画像をコピーしての読み込み、画像を移動しての読み込み、DNGに変換しての読み込みの4種類が利用できる。なお、参照読み込み時に参照先の画像にアクセスできないと(画像のある外付けHDDを外してしまったなど)、現像やその設定などが行なえなくなる。
画像の選択を主に行なうライブラリモジュールには、写真を選択するために「クイックコレクション」機能を設けた。同機能はサムネイルの右上のボタンをクリックするだけで画像が選択できるというもの。選択した画像のみ表示させることなどが可能になる。また、画像の選択および分類に利用できるレーティング、フラグ、カラーラベルの各機能が加わった。
サムネイルの右上の丸いボタンをクリックするとクイックコレクションに加わる
星印がレーティングを表す
カラーラベルによる分類も可能
メタデータなどで画像の検索が可能
ライブラリでは、製品版への移行に際して検索機能を強化した。Exifなどのメタデータで検索できるほか、撮影日検索ではバーグラフを操作することで、目的の画像を絞り込むことができるようになった。さらに、時間単位での検索も可能。
さらに、類似の画像を束ねて管理できるスタック機能も新たに搭載。作業スペースを抑えながら閲覧などが可能になる。スタックごとにタグを付けて管理することも可能。
製品版から比較表示機能が加わった。2枚の画像を左右に表示し、拡大して比較できる。一方の画像をスクロールするともう一方の画像もシンクロする。
2枚の画像を並べて比較できる
ルーペ機能ではRAW画像も素早く拡大できる
タグとして設定したいキーワードを1度設定すると、画像のクリックたけでタグ設定ができる
現像モジュールにも、多くの機能が加わった。
「スナップショット」機能は、現像の設定を進める過程で任意のポイントで設定を保存できるもの。後から、保存したポイントに現像設定を戻すことができる。また、設定を記憶するヒストリー機能も搭載。過去の処理の地点に戻すことができる。ヒストリーは、サイドカーファイルとして保存されるので、Photoshop Lightroomを再起動しても利用可能。
従来と同じく、ヒストグラムの直接操作も可能。これにより、画像を直感的に補正することができる。さらに、「ヒストグラムと画像の関係を理解することにも繋がる」(栃谷氏)という。
ヒストグラムを直接操作できる
画像の任意の場所で色調調節ができる
補正前と補正後の確認も2枚の画像を並べて行なうことができる。ワンクリックで拡大も可能。さらに、1枚の画像を2分割して補正前後の違いを見ることができる。
1枚の画像で補正前後を比較できる
上下に分割することも可能
栃谷氏は、製品版に加わった大きな機能の1つとして「スポット修正」機能を採り上げた。スポット修正機能は写真の中で不要な物を消すための機能。同様の機能はPhotoshopに「コピースタンプツール」として搭載されているが、コピースタンプツールが先にコピー元の場所を指定するのに対し、スポット修正機能は消したい部分を先に選びコピー元を後から選ぶ点で異なっている。同氏によると、写真の修整の場合はこの方法が適しているのだという。
さらに、スポット修正を含む様々な設定を複数の画像にまとめて適用できる「同期」機能を搭載。同氏は、ゴミが付いたまま写してしまった写真など、画像の同じ部分を修正したい場合に有効だとした。そのほか、赤目補正や角度補正なども搭載する。
左上の人を消去するデモを披露した
消したい箇所を指定してから、コピー元となる場所を選ぶ
消すことができた
同期設定の項目
Webギャラリー
デモの最後でWebの機能に触れ、栃谷氏は「HTMLのギャラリーに加え、Flashでのスライドショウが作成できる。Webに関する詳しい知識が無くても、簡単に作品を公開できる」と述べた。
角度補正も可能
Photoshopなどの外部エディタに画像を受け渡す際の各種設定
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URL
アドビシステムズ
http://www.adobe.co.jp/
製品情報
http://www.adobe.com/jp/products/photoshoplightroom/
Photoshop Lightroom日本特別サイト
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop/pscs2new/lightroom.html
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( 本誌:武石 修 )
2007/01/30 19:34
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