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エプソン、米国インクカートリッジ訴訟で6社と和解


 セイコーエプソン株式会社は28日、米国での互換インクカートリッジ訴訟に関し、6社と和解したと発表した。輸入や販売の停止などが和解の条件。同時に、オレゴン州連邦裁判所での特許権侵害訴訟についても同6社と和解した。

 2月17日に同社と米国子会社2社が米国ITC(International Trade Commission)に提訴したもので、インクジェットプリンタ用のエプソン互換インクカートリッジを製造・輸入・販売する24社を相手取り、特許権の侵害として米国への輸入や販売の停止を求めていた。

 今回和解した6社は、独Artech、香港Ink Lab、米InkTec America、韓国InkTec、米Inkjetwarehouse、米Rhinotek Computer Products。6社は特許権侵害を認め、互換インクカートリッジの米国への輸入・販売をとりやめることに同意した。

 また、香港Master Ink、米Ribbon Tree、米Apex Distributingの3社は、米国ITCからの同意命令(Consent Order)が出されることに同意。命令が出されると、3社は互換カートリッジの輸入・販売が不可能になる。

 さらに米国ITCは、和解および同意命令に加えて、応答期限内に応答書類を提出しなかった8社にディフォルト(裁判継続の権利及び意見主張の権利の放棄)を決定した。8社は次の通り。米AcuJet、香港Butterfly Print Image、米Glory South Software Manufacturing、香港Mipo International、米Mipo America、香港Tully Imaging Supplies、マカオWellink Trading、マカオRibbon Tree Trading。

 被告24社のうち、和解や何らかの決定が為されていない7社に対しては、2007年1月に米ITCでの公判を予定。和解した6社以外については、引き続きオレゴン州連邦地裁で損害賠償請求などを求めるという。



URL
  エプソン
  http://www.epson.jp/
  ニュースリリース
  http://www.epson.jp/osirase/2006/061128.htm

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エプソン、互換インクカートリッジ問題で24社を米国で提訴(2006/02/21)


( 本誌:折本 幸治 )
2006/11/29 13:01
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