キヤノンは昇華型のコンパクトフォトプリンタ「SELPHY ES1」を、11月中旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。
昇華型フォトプリンタ「SELPHY」シリーズの最上位モデル。これまでの横置型から一転して縦型とした。本体サイズは199×113.3×176.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量約2,055g(インク/ペーパーカセットを除く)。
本体上部に2.5型11.7万画素のTFTカラー液晶モニターと、キャリングハンドルを備え、別売のバッテリーパックによりケーブルレスで使用することもできる。バッテリーパックでは1回の充電で約50枚のプリントが可能。
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縦型になったES1。右はSELPH CP730とCP720。ES1と併売される
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収納状態。縦型になったことにより、収納もしやすくなった
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従来は用紙とインクでそれぞれのカセットを使用していたが、ES1では用紙とインクが一体になったカートリッジ「Easy Photo Pack」を採用。カートリッジ交換や用紙セットの手間を省き、用紙へのほこりの付着を防ぐ。
カートリッジは、L判50枚入りと100枚入り、ポストカード50枚入り、ポストカード白黒25枚入り、カードサイズ(54×86mm)25枚入り、カードサイズシール25枚入りが用意される。
カセットは本体内に横向き方向にセットされる。印刷ボタンを押すと、用紙は横長の状態で本体下端のスロットから部分的に出た後、自動的に90度回転して本体内に搬送され、プリント後に本体上部から排出される。
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L判50枚入りのカートリッジ。用紙とインクが一体になっている
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ポストカード50枚入りのカートリッジ。用紙によりカートリッジの色を変えてある
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画像処理エンジン「DIGIC II」を搭載する。本体内で逆光補正や赤目軽減、露出補正を行なうことができるほか、「くっきりカラー」、「ポジフィルム」など10種の色補正が可能。また、1枚の用紙に複数の写真をレイアウトしたマルチレイアウトや、アルバム、カレンダーなどの加工も可能。
巻き取り式USBケーブルを搭載し、カメラからのダイレクトプリントが可能。このほかSDHC/SDメモリーカード、MMC、CF、Microdrive、メモリースティック、メモリースティックPROに対応したカードスロットと、IrDAを搭載。オプションでBluetooth、無線LAN(IEEE 802.11b)にも対応する。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2006-10/pr-selphyes1.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/cpp/es1/index.html
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/10/17 15:51
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