キヤノンは20日、RAW現像ソフト「Digital Photo Professionl」(DPP)とカメラコントロールソフト「EOS Utility」を更新した。バージョン番号は、Digital Photo ProfessionlのWindows版が2.2、Macintosh版が2.2.2、EOS Utilityがともに1.1。対応OSはいずれのソフトも、Windows版がWindows 2000/XP、Macintosh版がMac OS X 10.2~10.4。
Digital Photo Professionlの更新内容は、Windows版、Macintosh版ともに「EOS Kiss Digital X」への対応と、EOS Kiss Digital Xに搭載されているダストデリートデータに対応した自動ゴミ消し機能の搭載。また、トーンカーブアシスト機能を強化し、従来の効き方である「標準」に加え、効果を強めた「強」を備えた。さらに、JPEGとTIFFに対して色ノイズ緩和機能が適用できるようになった。
EOS Utilitiの更新内容は、Windows版、Macintosh版ともに「EOS Kiss Digital X」への対応。また、タイマー撮影とインターバル撮影の最大撮影枚数の制限を解除した。加えて、カメラのオートパワーオフ設定がリモート操作可能になった。
なお、Mac OS X 10.47を搭載したPowerPC搭載機でEOS Utilitiを使用すると、「EOS 20D」、「EOS 20Da」、「EOS 10d」、「EOS D30」、「EOS D60」、「EOS Kiss Digital」で接続ができなくなる。
また同環境では、「EOS 5D」、「EOS Kiss DIGITAL N」で、カメラメニューの通信設定が「PC接続」の場合、接続ができなくなる。その場合、通信設定を「印刷/PTP」に変更すると接続が可能になる。ただし、リモート撮影では通信設定を「PC接続」にする必要があるため、リモート撮影は行なえない。