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MS OPTICAL、D70などに対応する変倍マグニファイヤーを開発


 MS OPTICAL(宮崎光学)は、ニコンD70などに取り付け可能なマグニファイヤーを開発している。製品化の時期は未定。価格は8,000円前後になる見込み。

 D70やD50、D2Xなどに純正アイピースアダプターを介して取り付け可能なマグニファイヤー。視度補正機能を内蔵しているが、カメラ側に視度補正機構がある場合、双方の視度補正機構を調整することで倍率を約1.2~1.4倍程度に可変できる。接眼レンズを回転させ、手前に繰り出すほど倍率が上がる。ファインダー倍率が低いD70などでは視野が大きく見え、構図の確認やピント合わせが容易になる効果が期待できる。

 本体にはニコン標準の取り付けネジがあるため、ニコンF、F2、FM3Aや同規格のR-D1、ベッサR2A/R3A、ツァイスイコンなどにはそのまま取り付けられる。この場合拡大率は約1.4倍に固定されるが、視度補正機構でファインダーの見え方を連続的に調整できる。さらに、ヘキサーRFやライカM型に取り付けるアダプターも企画しているという。


R-D1に取り付けた変倍マグニファイヤー(試作品) 視度調整機構をいっぱいに繰り出したところ

純正アダプターでD70に装着
純正アダプターDK-7でD2Xに装着

 レンズ構成は2群2枚、高屈折ガラスなど高価なガラス素材を使用している。倍率を調整できるため、ファインダー視野をなるべく維持したい場合は倍率を低くしたり、逆に倍率を高めて中央部を大きく拡大して、厳密なピント合わせを行なうといった使い方が考えられる。

 編集部で試した試作品は、コーティングは単層。製品版では全ガラス面マルチコートになる可能性もあるという。接眼レンズの固定方法も現在の接着剤から、おさえ環を使う方式になる。さらに少し倍率を落として周辺部の解像力を向上させることも検討中とのこと。

 見えはクリアでコントラストも高い。自分で倍率を変えられるというアイデアも秀逸。R-D1に装着すると50mmフレームが視野いっぱいに拡大される。同時に二重像部分が標準アイピースより格段に大きくなるため、ピントあわせが楽になった。接眼部の回転もスムーズで、自分の視力に合わせて微調整できるのもうれしい。早期の製品化を期待したい。

 なお販売は、有限会社ハヤタ・カメララボ扱いとなる。



URL
  MS OPTICS
  http://mitte.nir.jp/~mitte0576/
  ハヤタ・カメララボ 宮崎製品のページ
  http://www.hayatacamera.co.jp/services/miyazaki.html


( 本誌:折本 幸治 )
2005/10/26 00:44
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