コーレル株式会社は画像編集ソフト「Paint Shop Pro X(テン)」と、画像管理ソフト「Photo Album 6」を10月14日より発売する。
価格はPaint Shop Pro Xの通常版が12,980円、乗り換えアップグレード版が9,980円、アカデミック版が7,980円、アップグレード版が5,980円、ESD版(ダウンロード版)が9,980円。
Photo Album 6の通常版が6,280円。乗り換えアップグレード版が4,280円、ESD版(ダウンロード版)が4,280円。
対応OSはWindows 2000(SP4)/XP。
Paint Shop Proは米JASCが開発した画像編集ソフト。日本ではピーアンドエーが販売していたが、米JASCが2004年10月に加Corelに買収されたことにともない、Corelの日本法人が取り扱うことになった。Xが、Paint Shop Proの買収後初のバージョンとなる。
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Paint Shop Pro X
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メイン画面
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新バージョンではインターフェイスを大幅に変更。パレット類は必要なときだけ自動的に表示されるようになり、ウィンドウ左側に「ラーニングセンター」を新設。「写真を取得する」、「調整する」といった、ユーザーの望むタスクを選ぶと、対応したツールに誘導され、同時にヘルプが表示される。
また、よく使う機能はワンクリックで使用できるように考慮。同時に微調整ツールも表示し、柔軟な調整を可能としている。新機能としては色や明るさなどを調整する「スマート修正」、肌のシミなどを除去する「メークオーバーツール」、不要部分を除去し、空白を背景で埋める「オブジェクト除去」、デジタルカメラ特有のノイズを除去する「ノイズ除去」、カラー写真を白黒にする「モノクロ変換」、「赤外線フィルム変換」などが搭載された。
さらに、起動速度や各機能の処理速度が向上。Corelのプロダクトマネジメント部 デジタルイメージングのディレクターであるマイケル・グリーンハル氏は、前バージョン比3~4倍の速度になったとしている。
従来どおり、RAWファイルと16bit画像処理にも対応。対応機種は40機種以上となっている。このほかモニタキャリブレーション、ICCカラーマネジメント対応などが可能になった。
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パレットを非表示として、作業領域を拡大した
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ラーニングセンターにより、ユーザーを誘導する
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ワンクリック操作と同時に、微調整も可能
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Photo Album 6は画像の整理/活用ソフト。サムネール形式によりPC内の画像を管理し、カレンダーやアルバムなどへの加工を行なう。
新バージョンでは新たに「画像トレイ」を採用。電子メールトレイ、印刷トレイなどに目的の画像を入れておけば、容易に電子メールへの添付や印刷を行なえる。このほかデジタルカメラやメモリカードを接続するだけで自動的に画像を取り込める「ゼロクリックダウンロード」、PC内のすべての画像を検索して日付順に整理する「フォトファインダー」などが搭載された。
また、誤って削除した画像を復活させる「PhotoRecovery」、画像の定期的なバックアップを行なう「PhotoSafe」なども搭載されている。
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Photo Album 6
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Photo Album 6のメイン画面
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■ ワールドプレミアで発表会を開催
コーレルは31日、都内で発表会を開催した。
Corel エグゼクティブ バイスプレジデント インターナショナル オペレーション統括責任者のアマンダ・ベッドバラ氏は、日本におけるデジタルイメージング機器の爆発的な伸びや、日本の携帯電話の75%がカメラ付きであることをあげて、日本が同社にとって重要な市場であると強調。同社製品の中でもデジタルイメージやグラフィック製品のローカライズに力を入れているとした。
また同社は日本市場においてPaint Shop Pro Xを重要な製品と位置づけ、発表会も、世界で最も早い「ワールドプレミア」としたことをアピールした。
マイケル・グリーンハル氏はPaint Shop Pro Xの開発にあたって、あらゆるレベルのユーザーが求めていることを40項目リストアップしたと述べた。
コーレルの代表取締役社長である下村慶一氏は、「Paint Shop Pro Xで、新生コーレルが本格的に始動する」と宣言。バグフィックスへの対応や、ユーザーからの要望の吸い上げなどの点で、今まで販売の現場などでコーレル製品は扱いにくいと言われてきた状況を改善するとした。
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アマンダ・ベッドバラ氏
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マイケル・グリーンハル氏
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下村慶一氏
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■ お問い合わせ先
カスタマーインフォメーション
Tel.03-5977-3793
■ URL
コーレル
http://www.corel.jp/
ニュースリリース
https://www.corel.jp/pressroom/pr20050831.html
( 本誌:田中 真一郎 )
2005/08/31 18:06
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