キヤノンは、ダイレクトプリンタ「SELPHY(セルフィー)」の新製品として、昇華型の「CP710」と「CP510」を9月中旬に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は、CP710が18,000円前後、CP510が13,000円前後の見込み。
最大でポストカードサイズのプリントに対応したSELPHYシリーズのうち、昇華型のプリントエンジンを搭載する「CP系」の新製品。6月発売の「CP600」に今回のCP710とCP510を加え、2005年下半期の昇華型SELPHYは計3機種のラインナップとなる。
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CP710
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CP510
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CP710は、昇華型SELPHYシリーズとして初めて液晶モニターとカードスロットを搭載したモデル。液晶モニターは1.5型で、カメラやカード内の画像を表示できるほか、プリント指定などを確認可能。操作ボタンも液晶モニター周囲に配置される。
また本体後部に、CP600やCP330でも使用可能な別売バッテリーパック「NB-CP2L」を装着可能。なお、CP710とCP510の発売を機に、NB-CP2Lの価格が12,600円から7,350円に値下がりする予定。
カードスロットはSDメモリーカード、CF、メモリースティックに対応。PictBridgeなどに準拠したUSB端子も備えるほか、Bluetoothユニット「BU-20」(8,925円)も使用できる。
ダイレクトプリント用のUSBケーブルは自動巻き取り式の「くるくるケーブル」。使わないときは本体内に収納できる。端子形状はmini-B。PC用のUSB端子も側面に備えている。
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巻き取り式のUSBケーブル「くるくるケーブル」を内蔵
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液晶モニター周り
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別売のバッテリーを取り付けたところ
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対応用紙サイズはL/ポストカード/カード/8分割シール/ワイド(フチなし)/ワイド(フチあり)。プリント解像度は300×300dpi。オーバーコート付きの専用インクカセットを使用する。プリント時間はLサイズ約50秒。ポストカードサイズ約58秒。ダイレクトフォトプリンタで世界最速クラスとしている。
本体サイズは178×131×63mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約980g(本体のみ)。インクカセットを外すと縦置きが可能で、液晶モニター搭載プリンタとして世界最小としている。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/23 14:23
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