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ニコン、処理速度が向上した「Nikon Capture 4.3.1」

~Mac OS版は10.4に対応

Nikon Capture 4.3.1
 ニコンは22日、RAW現像ソフト「Nikon Capture 4.3」用の最新アップデータを公開した。バージョン番号は4.3.1。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.0.4~9.2.2、Mac OS X 10.1.5~10.4。

 Ver.4.3.1では、画像処理速度を改善している。具体的には、RAW現像時における補間処理プログラムの最適化、使用メモリの効率化、100%表示時におけるヒストグラム作成のレスポンスの改善。

 同社が公表したテスト結果によると、Windows XP SP2、HT Pentium 4 3GHz、FSB800MHz、メモリ1GBでは、D2XのRAW画像5枚分をバッチ処理でTIFF 8bitに保存した場合、従来のVer.4.3.0が62秒、Ver.4.3.1が55秒。また、D2XのRAW画像5枚分を表示し終えるまでの所要時間が約3分から44秒に短縮している。なお、テストはともに輪郭強調ON、色収差補正ONの状態。

 PowerMac G5、2.5GHz×2、キャッシュ512KB×2、FSB 1.25GHz、メモリ2GB、Mac OS X 10.3.9の条件では、上記テストがそれぞれ46秒から36秒に、53秒から29秒となっている。

 また、Mac OS用はMac OS X 10.4(Tiger)に対応。「環境設定」ダイアログの「カラーマネージメント」タブの構成を一部変更し、さらにプルダウンメニューで「標準RGB色空間」と「CMYKプロファイル」の選択が可能になった。「バッチ」ダイアログで「埋め込みICCプロファイル」のチェックを外していても、非同期保存ウィンドウを使用せずにバッチ処理を行なうとICCプロファイルが付加される現象も修正されている。

 Windows用は、マルチイメージウインドウで複数の画像を同時編集すると、トーンカーブの編集後に「自動コントラスト」を行なうとエラーが出る現象を修正。また、D-Lightingの実行中にほかのソフトを起動すると、Nikon Captureが強制終了する現象が回避できる。

 そのほかWindows用、Macintosh用ともに、回転の傾き補正を行なうと画像の鮮鋭度が落ちる現象を修正。また、情報パレットでD2Xの「モードI」または「モードII」の画像で白飛びしている箇所のRGB値が最大値の255にならない現象や、D1Xで撮影したDX Fisheye Nikkor ED 10.5mm F2.8GのRAW画像を10MP(4,016×2,616ピクセル)で開くと、フィッシュアイレンズ画像変換後に「画像以外の部分を含めて処理」を適用していない状態で印刷しても「画像以外の部分を含めて処理」が適用された状態で印刷される現象が修正されている。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  Nikon Capture 4バージョンアップのお知らせ
  http://www.nikon-image.com/jpn/news/info/info050822.htm

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ニコン、色収差補正を搭載した「Nikon Capture 4.3」公開(2005/06/13)


( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/22 17:34
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