キヤノンは、デジタルカメラからのダイレクトプリントに対応したパーソナルファックス「FAXPHONE(ファクスフォン)PLシリーズ」を8月上旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。
店頭予想価格は、8.9インチ液晶ディスプレイとコードレス子機2台の「CF-PL95W」が7万円強程度、PL95Wのコードレス子機を1台とした「CF-PL95」が6万円強程度の見込み。5.1インチ液晶ディスプレイとコードレス子機2台の「CF-PL90W」が58,000円弱程度、PL90Wのコードレス子機を1台とした「CF-PL90」が5万円弱程度と見られる。
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CF-PL95(液晶ディスプレイ使用時)
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CF-PL95(液晶ディスプレイ収納時)
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メモリーカードスロットやPictBridge対応コネクタを搭載し、最大A4サイズのダイレクトプリントが可能なパーソナルファックス。プリント方式はインクジェットで、同社のインクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズと同等のバブルジェット技術を採用している。純正インクと純正「プロフェッショナルフォトペーパー」などとの組み合わせで、アルバム保存で100年保存を謳う「ChromaLife100」にも対応する。
プリントサイズはA4、はがき、L判、2L判、専用名刺、カード。インクタンクにSELPHY DS700やPIXUS iP90などで使用するBCI-16ColorとBCI-15Blackを採用し、ヘッドはCMY各256ノズル、BK320ノズルの計1,088ノズル。プリント解像度は最高1,200×600dpiとなっている。A4、L判、はがきのカラーコピーも可能。
対応するメモリーカードは、CF、Microdrive、スマートメディア(3.3Vのみ)、メモリースティック、メモリースティックPRO、SDメモリーカード、MMC。アダプタを介してxDピクチャーカード、miniSDカードなども使用可能。なお、赤外線通信機能も搭載し、携帯電話からのダイレクトプリント「プリントビーム」も利用できる。
液晶ディスプレイは65,536色表示可能jで、タッチパネル付きの折り畳み式。ディスプレイ解像度は、8.9インチのCF-PL95W/95がHVGA(480×320ピクセル)、5.1インチのCF-PL90W/90がQVGA(320×240ピクセル)。
ファックス機能としては、特定の事業者番号を自動的に付ける「固定発携帯着機能」、掃除や子どもの誤操作を防ぐ「キーロック」、着信を鳴らさず留守応答を行なう「お休みモード」などを搭載。Lモードにも対応する。コードレス子機の使用可能距離は約100m、通話時間は約7時間。待受時間は約200時間となっている。
本体サイズは、363×300×223mm(幅×奥行き×高さ)、重量はCF-PL95W/PL95が約4.6kg、CF-PL90W/90が約4.4kg(いずれも受話器、用紙トレイ、インクタンク含む)。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-07/pr-cfpl95.html
製品情報(CF-PL95W/PL95)
http://cweb.canon.jp/faxphone/pl95.html
製品情報(CF-PL90W/PL90)
http://cweb.canon.jp/faxphone/pl90.html
( 本誌:折本 幸治 )
2005/07/06 13:28
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