エプソンは、A3ノビ対応インクジェットプリンタ「MAXART PX-5500」を5月下旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は8万円台後半の見込み。
対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1~、Mac OS X 10.2~。
顔料インク採用のA3ノビ機「PM-4000PX」の上位機種。PX-5500はプロフェッショナルやハイアマチュア向けのハイエンド機として、ColorioシリーズのA3ノビ機「PX-G5000」はより光沢感の強い出力が可能なハイアマチュアとアマチュア向けの機種として併売される。また、PM-4000PXも併売される。
なお、4月に発売されたインクジェット写真用紙「クリスピア」は、PX-5500では使用できない。
PX-5500では、PM-4000PXやMAXARTシリーズの他機種同様に顔料インクを採用。「フォトブラック」、「グレー」に「ライトグレー」を加えた3種の黒インクを使用する「PX-P/K3インクテクノロジー」を新採用した。3種の黒を主に使用することで、グレーバランスと階調性の向上、色のねじれの低減などを実現し、色再現性を向上させた。また、プリントアウトを鑑賞する際の光源の違いによる、色の変化が少なくなったとしている。
さらに、新インクによりプリントアウトの光沢性や耐擦性、耐光性も向上したとしている。
ドライバには、モノクロ写真モードを新設。冷黒調、純黒調、セピア調などの色調の調整が詳細にできるようになった。また、Adobe RGBに対応する。
インク構成はフォトブラック、グレー、ライトグレーのほかにシアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの計8色を使用。またマット系用紙のために、フォトブラックと置き換えるマットブラックインクも用意される。ノズル数は各色180で、計1,440ノズル。
印刷解像度は2,880×1,440dpi。対応サイズはL判~A3ノビ。ロール紙にも対応する。フロント手差しでは1.3mmまでの厚さの用紙に対応する。
インターフェイスはUSB 2.0とIEEE 1394を搭載。本体サイズは615×314×219mm(幅×奥行×高さ)、重量は11.5kg。
なおエプソンは11日、PX-5500を含むMAXARTシリーズ新製品の発表会を都内で開催。PX-P/K3インクの詳細、他の大判プリンタなどを追ってレポートする。
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エプソン
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ニュースリリース(PX-5500)
http://www.epson.co.jp/osirase/2005/050511_2.htm
ニュースリリース(PX-P/K3インク)
http://www.epson.co.jp/osirase/2005/050511.htm
製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/maxart/k3/px5500/px5500_1.htm
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