セイコーエプソン株式会社は11日、米国でのインクジェットプリンタ用インクカートリッジに対する特許侵害訴訟について、特許侵害が認められたと発表した。香港Multi-Union Tradingなどを相手取った2001年4月から続く訴訟で、裁判所は無効を主張する被告の請求を却下した。
この訴訟は、同社が米国の販売現地法人Epson Americaおよび製造現地法人Epson Portlandとともに、香港を拠点とするMulti-Union Trading、その米関連会社Dynamic Print USAを被告として2001年4月10日に米国オレゴン地区連邦地方裁判所に提訴したもの。被告が販売する非純正インクカートリッジ(Print-Riteブランド)に対し、米国特許の侵害を訴えていた。
裁判所は、被告の扱うインクジェットプリンタ用のカートリッジモデルのすべてが、エプソンの所有するインクタンクの特徴に関する特許(米国特許第5,158,377号および第5,622,439号)を侵害することを骨子とするもの。今後は損害賠償額やそのほかの主張の有効性に審議が移る。
■ URL
エプソン
http://www.epson.co.jp/
ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2005/050311.htm
Multi-Union Trading
http://www.multi-union.com/mu/main.asp
( 折本 幸治 )
2005/03/11 14:42
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