ユーリードシステムズ株式会社は13日、画像編集ツール「PhotoImpact」の最新版、「PhotoImpact 10」の発表会を開催した。2月11日より発売する。価格は通常版が15,540円、乗り換え版/アップグレード版が10,290円、アカデミック版が8,190円。また、プログラムCDのほかに、オフィシャルガイドブックとチュートリアルDVDが同梱される入門セットも、4月8日より発売される。価格は18,690円。対応OSはすべてWindows 98 SE/Me/2000/XP。
製品の説明は、台湾本社のマーケティングコミュニケーション部デイビッド・マーティン氏が行なった。
PhotoImpact 10に搭載された新機能の目玉は、ペンツールで抽出したいオブジェクトの輪郭を大まかになぞるだけで緻密な切り抜きができる「オブジェクト抽出」機能、露出のちがう複数の画像を合成することでダイナミックレンジを拡張する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能、模様や質感も再現する「美肌補正」機能の3つ。会場では、実際にこれらの機能を使って加工した画像をプリントし、展示していた。
「オブジェクト抽出」機能は、髪の毛の1本1本まで切り取れる精度があるという。また、加工時間が大幅に短縮されたという。
「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能は、新エンジンを採用。最大5枚までを合成でき、ダイナミックレンジを拡張することで自然な画像を作成できる。
「美肌補正」機能は、ただ色をコピーして貼り付ける方法ではないため、補正後の仕上がりが不自然にならないという。プロダクトマネジメント部の松延俊英氏によると、シワの上にあるシミやホクロも補正できるという。
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製品の説明をする台湾本社のマーケティングコミュニケーション部デイビッド・マーティン氏
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最大5つの画像を合成しハイダイナミックレンジを実現するHDR機能
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オブジェクト抽出機能の緻密さをほかのソフトと比較
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同社代表取締役社長ピーター・リン氏
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発表会ではPhotoImpact 10のほか、同社の今後の事業展開について、同社代表取締役社長ピーター・リン氏が、「我慢の2005年、2006年への準備」と題し、解説した。
技術は“我慢”で生まれるものとし、IEEE 1394やDVソリューションなども、我慢を重ねて開発されたものだとした。だが、我慢し集中しすぎるあまり大切なものを忘れていると指摘。プログラムの肥大化や製品間の連携の弱さなど、2005年はそれらの部分を見つめ直す必要があるとした。
2006年への準備としては、次世代DVDに必要なものの開発、デジタル放送への対応、64bitソフトウェアの開発を挙げた。
■ URL
ユーリード
http://www.ulead.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ulead.co.jp/about/release/2005/050113.htm
( 青山 貴司 )
2005/01/13 21:56
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