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【PIE2009】コダック、スキャナー内蔵デジタルフォトフレームを参考出品

会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟


 加賀ハイテックにのブースでは、コダックが海外で発売中の有機EL搭載7.6型デジタルフォトフレームのほか、プリントをスキャンして画面に表示できるデジタルフォトフレームを参考出品していた。またコンパクトデジタルカメラの展示も行なっている。

 ほか、加賀ハイテック、日本ジャンボー、アセンディアによるiPhoneおよびiPod touch向けオンラインプリントサービス「Kodak Color Print」のデモを実施した。

 参考出品のスキャナー機能付きデジタルフォトフレームは、本体右下の「SCAN」ボタンでスキャンモードに移行、スキャンした画像は内蔵メモリーに記録される。読み取り終わったプリントは背面に排出する。読み取り後は画像の回転が行なえるほか、やり直しが可能。発売は未定。


コダックブース スキャナー機能付きデジタルフォトフレーム

スキャンが終わった画像は背面に排出される

 コンパクトデジタルカメラのうち、1,020万画素の3倍ズーム機「M340」は7月に日本で発売予定とのこと。レンズの焦点距離は35mm判換算で35~105mm相当。顔検出とシーン認識を行なう「スマートキャプチャーモード」を使用できる。発売するカラーはシルバーのみだが、会場にはレッドとブラックも展示していた。価格は検討中としている。


M340 背面

 また、900万画素の1/2.5型CCD搭載の「Z915」も参考出品した。こちらも夏以降の発売を検討中という。光学10倍ズームレンズや2.5型11.5万ドットの液晶モニターを備える。電源は単3電池2本。

 加えて廉価モデル「C180」も出品。1,020万画素の撮像素子や35mm判換算で35~105mmの3倍ズームというスペックはM340と共通するが、電源に単3電池を採用する点が異なる。国内での発売予定は未定。


Z915 背面

上面 電源は単3電池2本

C180 背面

厚みの違い バッテリー室とメモリーカードスロット

 7型有機EL搭載のデジタルフォトフレームは、海外では999.95ドルで販売中。国内での発売は未定。

 液晶ディスプレイを採用する10型デジタルフォトフレーム「M1020」と、7型デジタルフォトフレーム「P735」は、参考出品という扱いではあったものの、夏以降の発売を検討しているという。リモコンを付属せず、周囲の枠部分を指で触れると、画面のメニューが現れる仕組み。M1020は静止画、動画、音楽再生に対応するほか、タッチパネルを採用する。P735は静止画再生専用のモデルとなっている。解像度とアスペクト比はともに800×480ドット、16:9。内蔵メモリーは、M1020が128MB、P735が512MB。


タッチパネルの搭載やWi-Fi接続に対応する有機ELデジタルフォトフレーム P735(左)とM1020(右)

 iPhoneおよびiPod touch向けのKodak Color Printは25日からサービス開始。加賀ハイテックはコダックカラーペーパーなど原材料の提供と事業サポートを、日本ジャンボーはプリントサービスの提供を、アセンティアはソフト開発をそれぞれ担当する。現在はLサイズのみの対応となっているが、今後は注文可能なサイズやメニューを拡充していく予定としている。

 iTunesを経由してiPhoneやiPod touchに転送した画像は長辺が最大640ピクセルにリサイズされるが、ソフトウェア処理により長辺1,500ピクセルまで伸長してプリントする。Lサイズならば十分なクオリティのプリントが得られるという。注文可能サイズの拡充に伴って、伸長サイズも変えていく予定とのこと。iPhoneのカメラで撮影した写真はそのままプリントする。


Kodak Color Printのデモを行なった プロモーションにも力を入れていた


URL
  加賀ハイテック
  http://www.kagaht.co.jp/
  フォトイメージングエキスポ2009
  http://www.photoimagingexpo.jp/

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コダック、iPhoneとiPod touch用のプリントサービス(2009/03/24)


( 本誌:関根慎一 )
2009/03/28 22:50
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