フォトイメージングエキスポ2009でハクバは、ロープロおよび自社ブランドカメラバッグの新製品を展示した。今春より順次発売する。
また、ハクバ初というクリップオンストロボ用のディフューザーを公開。体験コーナーを設けて使用感をアピールしていた。
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ハクバブース
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クリップオンストロボ用ディフューザーの体験コーナー
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■ ロープロ
ロープロブランドの新製品としては、一眼レフボディ+ズームレンズを収納するホルスタータイプの「トップローダープロ」を出品。現行モデルはフィルムカメラ時代の発売で、今回デジタル用に全面リニューアルしたという。L、M、Sの3タイプを用意する。発売は5月上旬を予定。価格は未定。
デジタル化に当たり、上蓋にメディア類を入れるポケットを設けたほか、ボディ左手側の突出が少ないデジタル一眼レフカメラの形状を鑑み、内部の一方に凸状のふくらみを持たせた。激しく移動してもカメラががたつかないという。
さらに雨対策用のオールウェザーカバーは、上下分割式となり、カバーをしたまま本体のふたを開けられるようになっている。ふたを開けてすぐにグリップをつかみ、取り出せることを主眼としているそうだ。
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トップローダープロ。左からL、M、S
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内部。右側のふくらみがデジタル一眼レフカメラに合わせた工夫という
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上蓋の裏側にはメモリーカードポケットを装備
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オールウェザーカバーをしたまま蓋を外せる
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同じくロープロブランドの「プロローラーX」は、内部のクッションボックスを取り出すと、そのままリュックになる仕掛け。リュックだけ機内持ち込みにするなどの使用法を想定している。リュック部にもポケット類を装備するなど、利便性を考慮したという。
また、ハンドル上部にはカメラネジ穴を装備。アダプターを使うことで簡易三脚やスタンドとしても利用できる。サイズはS、M、Lの3つ。発売は9月。価格は未定。
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プロローラーX。3サイズをラインナップ
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いずれも内部を取り外してリュックとして使える
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取り外した後は蓋をすることが可能
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リュックの内部には仕切りやメモリーカードポケットを搭載
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ハンドル上部にカメラネジ穴を設けているので、カメラネジアダプターを取付けられる
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■ ピクスギア
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ピクスギアRUNNER
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「ピクスギアRUNNER」は、前面をフラップで覆い、フォルムに丸みを持たせたリュックタイプ。カラーバリエーションは、レッド、パーブル、ブロンズ、ブラック。価格は2万2,050円。発売は5月初旬。
フラップと本体の間にはジャケットなどを挟み込める。レインカバーを装備し、底部には三脚などを縛り付けることが可能だ。
「ピクスギアFlan(フラン)」は、ファミリーユースを想定したカメラバッグ。価格は、Sが9,975円、Mが1万3,125円、Lが1万5,750円。それぞれにオリーブ、ネイビー、オレンジ、スカイブルーを用意する。発売は5月初旬。
ソフトな素材と親しみやすいデザインを採用することで、ハードは撮影行というよりは、家族でのお出かけをイメージしたという。ソフトな色使いも特徴。
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ピクスギアFlan(S)
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ピクスギアFlanのリュックタイプ
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ピクスギアFlan(S)の内部。本格的な仕切り板を装備している
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■ ゴッドウィンゼロ
カメラバッグ「ゴッドウィン」シリーズの新モデル。今回は「求められる機能を見直し、原点に回帰する」との意味から、シリーズ名を「ゴッドウィンZERO(ゼロ)」としたという。発売時期は5月初旬を予定。
ゴッドウィンゼロとして出品していた製品は次の通り。共通機能として、15.4型のノートパソコン収納部を備える。
- ゴッドウィンゼロ バックパック-フルアドM
- ゴッドウィンゼロ バックパック-コンバートM
- ゴッドウィンゼロ ショルダーバッグL
- ゴッドウィンゼロ デイパックM
- ゴッドウィンゼロ トートバッグ
バックパック-フルアドMは、オーソドックスかつ低価格な大量機材向けのバックパック。ボディ2台、交換レンズ4本、ストロボ1本などを収納可能。価格は1万6,500円。
ショルダーベルトの締めひもの先がリング状となっているため、しっかりと締め付けやすいのが特徴。同様の機構はバックパック-コンバートにも設けられている。
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バックパック-フルアドM
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内部
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ショルダーベルの締めひもの先端
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引っ張ると簡単に締めることができる
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バックパック-コンバートMは、フルアドよりは幾分カジュアル寄りの2気室タイプ。同社のほかの2気室タイプと同様、下部収納部は斜めに傾きながら引き出せる。価格は1万9,500円。
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バックパック-コンバートM
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ショルダーバッグは、シンプルな構造の大型製品。レンズ4本とバッテリーグリップ付きのボディ1台、ストロボ1本などを収納可能。
開いた蓋を折り畳み、ベルクロで留めておける仕組みを持つ。ふたを開けたまま作業する場合に使いやすいという。
背面ポケット下部をジッパーで開くと、スーツケースのハンドルに通して固定することが可能。価格は1万5,500円。
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ショルダーバッグL
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内部
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蓋を折り畳んでおける
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スーツケースのハンドルに装着可能
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デイパックは、フルアドやバックパックよりもカジュアルなタウンユースを想定。2気室タイプで背面にPC収納部を持つ。ボディ1台、レンズ2本などを収納可能。価格は1万6,500円。
トートバッグは、仕切りボックスを取り出し可能なタイプで、ボディ1台、レンズ4本、ストロボ1台程度を収納できる。
緩めると開口部が大きく開き、閉めるとコンパクトになる「サイド調節具」も特徴。価格は1万2,500円。
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トートバッグ
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内部
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サイド調節具を開いたところ
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サイド調節用具を閉めた状態
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■ クリップオンディフューザー
発売済みの内蔵ストロボ用「ビルトインストロボディフューザー」に続き、4月下旬にはクリップオンストロボ用のディフューザーを発売。角度により、ディフューズと間接バウンスの2方式を選べる。
サイズはL(4,200円)とM(3,465円)。ハクバでは対応するクリップオンストロボを明示していないが、Mが小型・中型ストロボ、Lが中型・大型ストロボで利用できるという
発光ヘッドにゴムバンドで取付けるタイプ。会場ではモデル撮影コーナーを設け、持参したストロボでのテストや、ハクバが用意した機材での試用が可能だった。
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クリップオンデュフューザー
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畳んだ状態
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■ ウェイフェン
ハクバの三脚製品の一部を生産する中国のウェイフェン(WEIFENG)グループが単独ブースを出品。オリジナルブランドでの三脚と一脚を参考出品していた。まだ中国や米国でも発売されていない。あくまでも会場での反応を見るための出展であり、ハクバが日本で取り扱うかも未定。
展示品はカーボン、またはアルミの三脚と一脚で、ナットロック、レバーロックのそれぞれを用意。雲台もウェイフェンの設計・生産によるもの。紺色のアクセントが特徴となっているが、このままのラインナップやデザインで発売するかは未定だ。
見た目や操作感の完成度は高く、ベーシックな造りの良さは感じられる。会場にはサイズ・脚素材・脚ロック方式別にほぼフルラインナップが揃っており、来場者からは早くも「どこで売っているのか」などの質問が多いという。
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カーボン3段三脚のWF-573C
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こちらはアルミ4段三脚「WF-533」
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ハクバからの発売は今のところ未定
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■ URL
フォトイメージングエキスポ2009関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2009/03/28/10555.html
ハクバ
http://www.hakubaphoto.co.jp/
( 本誌:折本幸治 )
2009/03/28 20:12
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