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【PIE2009】新三脚「ジオカルマーニュ」を揃えたベルボンブース

~ライブビューを利用するジグビューの新製品も
会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟


 ベルボンブースでは、リニューアルしたカルマーニュシリーズ「ジオカルマーニュ」を中心にしたブースを展開。また、同社が輸入している韓国セキュライン社の新アクセサリーも展示していた。


ベルボンブース ジオカルマーニュシリーズを前面にした展示

「ジオカルマーニュE645」。雲台付属のレバーロックモデルでは最も大型 センターポールを簡単にロックできる「イージーロックレバー」を備える

雲台もリニューアル。グリップが卵形になり収納性が高まった 研磨パイプを使用し、スムーズな伸縮を実現。脚の目盛も細かくなった

ストラップ、ストーンバッグ、ポシェットの3通りに使える「スーパー3ウェイポシェットが付属

 既報の通り、ジオカルマーニュはこれまでの「ネオカルマーニュ」と「ELカルマーニュ」を統合した新シリーズ。中でもジオカルマーニュN600/N500/E600/E500シリーズには「イージーロックレバー」を新搭載。エレベーターをレバーでロックでき、素早い高さ調整が可能となっている。また、脚パイプも新たに研磨タイプになり伸縮がスムーズになっている。

 あわせて、カーボン一脚も「ジオポッド」にリニューアルした。新たにレバーロック式をラインナップに加えたほか、ジオカルマーニュと同様に研磨パイプを使用しスムーズな伸縮を実現している。ナットロック式とレバーロック式をそれぞれ3モデル用意する。発売は4月中旬~5月の予定。


研磨パイプになったカーボン一脚「ジオポッド」シリーズの一つ「E64」。使い勝手を試せる

 また、前回のPIE2008で参考出品していたレンズサポーター「SPT-1」も展示。2月から発売を開始したとのことだが、ハイペースで売れているという。価格は1万4,000円。三脚座付きの望遠レンズを、三脚座とカメラの三脚穴の2カ所で固定し、ブレを抑える製品だ。アルミ合金を使用して軽量化を図った。


望遠レンズサポーター「SPT-1」。持ってみると見た目より軽く感じる。重さは340g 裏面。使用する三脚穴は3カ所から選べる

使用例

 セキュライン製品では、ジグビュー(Zigview)を始め4製品を新たに取り扱う。

 ジグビューの新モデル「ジグビュー S2 Live」は、デジタルカメラのビデオ出力からの映像を離れた位置でモニターできる製品。デジタル一眼レフカメラの場合はライブビュー機能のあるカメラで使用できる。発売は3月で、価格は4万2,570円。オプションの延長コードを使用すれば、最長10mまで離れて使用できる。液晶モニターは2.5型。


ジグビュー S2 Live。画面の上下反転や拡大もできる 本体右上にはシャッターレリーズボタンも搭載。遠隔でモニターと撮影ができる

電源はリチウムイオン充電池。フル充電で4時間使用できる

 リモートシャッター機能もそなえ、ジグビュー本体のレリーズボタンでカメラのシャッターを切ることができる。また、画面を9分割し明るさが変化した場合シャッターを自動で切るセンサー撮影も可能。インターバル撮影にも対応する。電源はリチウムイオン充電池で、満充電から約4時間使用できる。

 赤外線リモートシャッターの新製品「TWIN1 R4N」は、ニコンおよび富士フイルムの10ピンターミナル専用の受信機を採用した製品。受信機の大きさがわずか15×15×22mm、重量6gと小さいのが特徴。受信機の電源は10ピンターミナルから得るため、電池は不要。動作距離は最大100mm。価格は9,250円と、従来のTWIN1シリーズより廉価になっている。4月に発売する。


TWIN1 R4N。右上が受信機で、手前が送信機 受信機はかなり小型

D300の10ピンターミナルに受信機を取付けたところ

 グレーカード、カラーチャート、ホワイトバランスフィルターが一体になった「ProDisk」も試すことができる。価格は8,500円で、発売は4月末~5月の予定。ネックストラップ付きの携帯性を意識した製品。


ProDisk グレーカード、カラーチャート、ホワイトバランスフィルターが一つになっている。ネックストラップ付き

 グレーカードで標準露出を測ることができるほか、カラーチャートを写しておくことで画像処理ソフトでの色調整が容易になる。また、ホワイトバランスフィルターは、レンズの前に密着させた状態で撮影し、マニュアルホワイトバランスを取ると正しい色で撮影できるというフィルター。大きさは145×101×11mm、重量は135g。

 LED式デジタル水準器「アクションレベル」にも新製品「アクションレベルサウンド」が加わる。その名の通り音によっても水平を知らせることができる製品。価格は7,120円で、3月発売。従来品との違いは音機能の有無のみで、デザインは同一。


アクションレベルサウンド。外観は従来のアクションレベルと同じ パッケージ

 水平になったときのみ音が鳴る設定のほか、傾いているときに音が出て水平になると音が消える2つのモードを備えている。音機能をOFFにすることもできる。さらに、アクションレベルサウンドには、新たに「マグネットベース」が付属する。マグネットベースに取付けることで、鉄を使用した部分にアクションレベルを取付けることが可能になる。説明員によると、「撮影関係で使うことは少ないかもしれないが、例えば鉄板や冷蔵庫などの水平を見る、といった使い方もできる」とのこと。撮影以外での一般的な水準器としての用途も想定しているようだ。


付属のマグネットベース 裏面に磁石を備える

マグネットベースに取付けたところ


URL
  ベルボン
  http://www.velbon.com/jp/

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( 本誌:武石 修 )
2009/03/27 22:11
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