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【2009CES】ケンコー、5型ワイド液晶のフォトビューアーを参考出品

~ストレージにフラッシュメモリを採用

 ケンコーブースでは、飛鳥の新型デジタルフォトビューワーを参考出品していた。これまで採用してきたHDDを廃し、フラッシュメモリを搭載したのが特徴。


参考出品のデジタルフォトビューアー(試作品) 背面。HDDが無くなったことでバッテリー部分以外の厚みが減った

 併せて5型ワイドの液晶モニターを搭載する。メモリ容量32GBの「TRVL32G」と同1GBの「TRVL1G」を用意する。価格はいずれも未定だが、日本では3月下旬の発売を予定している。国内ではそれぞれ「Tripper VL32G」、「同VL1G」の名称になる。展示していたのは試作品で外観の一部が変更になる可能性がある。なお、従来モデルの「Tripper V」シリーズは生産を終了する。

 従来の「フォトストレージ」から、画像閲覧に特化した「フォトビューアー」に製品コンセプトを変更した。記録メディアの価格が低下したことから、画像はメモリーカードに保存した上で、主に画像チェックなどを行うことを想定している。RAWを現像機能を実装し、RAW画像の表示も可能。


十字キーはお椀型を採用。電源スイッチは側面に設けた メモリカードスロット。SDカードスロットはワンプッシュ式になった

端子カバーを開けたところ 背面に支柱を設け、デジタルフォトフレームとしても使用できる

 HDDが不要となったことで、本体の厚みを24mmに抑えた。ただし、バッテリー収納部のみ厚さ32.2mmになっている。フラッシュメモリの採用による耐衝撃性の向上も謳う。取り込み速度などは、従来品と同等になるという。十字ボタンはお椀型を採用し、押しやすさの向上を図った。

 メモリ容量1GBの製品は、デジタル一眼レフカメラを使い始めたエントリー層をターゲットにしている。「現場で写真をチェックしてワンランク上を目指したいユーザーに使って欲しい」(説明員)。メモリ容量は、JPEG記録で十分な枚数を保存できることから1GBの容量に決まった。一方32GB版は、RAW記録を多様するユーザーに向ける。


従来モデルの「Tripper V」(右)との比較。Tripper Vの液晶モニターは4.3型 同じく厚みの比較。バッテリー部分を除いて薄型になった

 液晶モニターはフォトビューアーとしては大型の5型ワイド(800×480ピクセル)を搭載。これにより、本体サイズは従来モデルより大型化したが、見やすさは向上している。なお、背面に折りたたみ式の支柱を設け、デジタルフォトフレームとしての使用も提案する。今回からBGM付きスライドショーが可能になるほか、スライドショー時のエフェクトを数種類搭載するとしている。

 対応記録メディアは、SDHC/SDメモリーカードとCF。新製品ではSDメモリーカードスロットがワンプッシュ式になり、使用時にカードが完全に本体に入る形になった。MPEG4動画とMP3およびAACの音楽再生が可能。

 新たにD4端子を設け、HDテレビと接続することでHDでの画像再生が可能。USB、AV出力、電源の各端子も備える。

 本体サイズは167×24×92.5mm(幅×奥行き×高さ、突出部除く)、重量は未定。電源はリチウムイオン充電池を採用する。



URL
  2009 International CES関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2009/01/09/9940.html


( 本誌:武石 修 )
2009/01/10 21:10
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