「キヤノンプラザ名古屋」がオープン

　キヤノンは5日、「キヤノンプラザ名古屋」をオープンした。所在地は愛知県名古屋市中区錦1-11-11 名古屋インターシティ。開館時間は日曜祝日以外の10時～18時。入場は無料。

　キヤノンプラザ名古屋は、デジタルカメラやプリンタなどを試用できるショールーム「キヤノンデジタルハウス」、企画展やプロ・アマチュア写真家の作品を展示する「キヤノンギャラリー」、写真教室などを開講する「キヤノン EOS学園名古屋校」、同社製品の修理を受け付ける「キヤノンサービスセンター」の4つからなる施設。

　キヤノンプラザ名古屋の各施設は、名古屋インターシティの1階と2階に位置する。1階にはデジタルハウスとギャラリーが、2階にはEOS学園とサービスセンターがそれぞれ設置される。

　デジタルハウスでは、キヤノン製の個人向け製品を展示しており、それらを実際に体験できる。デジタルカメラ関連では、デジタル一眼レフとレンズを組み合わせての試写や、プリントアウトを試すことができる。

　また、セミナースペースも用意しており、製品紹介セミナーを随時開催する。


デジタル一眼レフとEFマウントレンズを組み合わせて試写が可能	EOS 5D Mark II(試作機)にも触れることができる


現行ラインナップのコンパクトデジタルカメラも展示	試写したデータはプリントアウトできる


セミナールーム。年賀状づくりやフォトブックの作り方など、女性や子供向けセミナーの開催も予定する	プリンターの展示コーナーでは、照明による見え方の違いを例示

　ギャラリーでは、公募により選出したプロ・アマチュア写真家の作品を隔週単位で展示する。現在、オープンを記念して、「キヤノンフォトコレクション展浅井愼平『HOBO』」を19日まで開催している。

　EOS学園では、講師にプロの写真家を招き、写真撮影の基礎から応用までを4段階に分けて学ぶ「撮影テクニック講座」と、撮影する目的に合わせた「テーマ別講座」を開講する。また、デジタルカメラだけではなく、銀塩一眼レフカメラを使用しての講座も予定している。

　サービスセンターは、キヤノン製品の持ち込み修理を受け付けている。キヤノンプラザ名古屋のオープンに伴い、名古屋QRセンターの所在地から移転した。


EOS学園	サービスセンター

■ 触って、試すことから、新たな楽しみ方を見つけてほしい

キヤノンマーケティングジャパン名古屋支店長の阿部尚人氏

　オープンにあたって、キヤノンマーケティングジャパン名古屋支店長の阿部尚人氏は、「インターネットの時代になって、色々な商品情報が簡単に入手できるようになった。しかし、そんな時代だからこそ、『顔の見えるキヤノン』として、お客様とのコミュニケーションが取れる施設が必要と考え、4番目のキヤノンプラザとなる、この『キヤノンプラザ名古屋』をオープンした」と挨拶した。

　続いて、オープンに伴い常設となる「EOS学園」について、カスタマーコミュニケーション企画部長の藤原浩昭氏が説明にあたった。「写真を通じて趣味の幅を広げたいという団塊世代や主婦の方々向けの講座や、時間のない方のために、一日集中講座を用意している」と紹介。内容については、「EOS学園の講座の特徴は、カメラを使ったインプットからアウトプットまで、体系的に学んでいただけること。キヤノン製のカメラ、レンズ、プリンターを実際に試しながら、ショールームと連動した総合的なサポートを受けられる。これを強みとして展開していく。キヤノンプラザ名古屋では、約2,000名の受講を目標にしている」と述べた。

　デジタルハウス企画推進グループ課長の武内俊也氏は、キヤノンデジタルハウスのコンセプトについて、「デジタルハウスは、企業の顔が見え、1対1でコミュニケーションをとることができる『スペースメディア』という考え方に基づいて運営している。ショールームという形ではあるが、お客様が製品を見るというだけではなく、その場で感じていただくことを第一に考えている」と説明した後、「お客様が何か目的を持って来場されたとき、その目的を達成できるようにするのは企業としての責任。ショールームを『試着室』ととらえ、自分に合ったものを見つけていただける場、また、新しい発見をしていただける場でありたいと思っている」と意気込みを語った。


カスタマーコミュニケーション企画部長の藤原浩昭氏	デジタルハウス企画推進グループ課長の武内俊也氏

■ ＵＲＬ
　キヤノン
　 http://canon.jp/
　キヤノンギャラリー名古屋
　 http://cweb.canon.jp/gallery/nagoya/

■ 関連記事
・「キヤノンプラザ名古屋」が11月5日にオープン（2008/10/17）

（本誌：関根慎一）
2008/11/05 15:18

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