会期:2008年9月23日~9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ
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ニコンブース
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ニコンのブースでは、19日に発売されたばかりのデジタル一眼レフカメラ「D90」をはじめ、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズが展示されていた。また、発売前の製品として、12月に発売予定のAF単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm F 1.4 G」や「D90」とともに発表されたGPSユニット「GP-1」も並んでいた。
「D90」は、動画撮影機能「Dムービー」を搭載した同社初のデジタル一眼レフカメラ。有効1,230万画素のニコンDXフォーマットCMOSセンサーを採用。顔認識技術「シーン認識システム」やポートレート、風景設定を追加した「ピクチャーコントロールシステム」を搭載している。3型(約92万画素)の液晶モニタを使ったライブビュー機能も搭載する。サイズは132×77×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約620g。ボディの価格は約12万円前後。
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D90
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「AF-S NIKKOR 50mm F 1.4 G」は、35mmフルサイズセンサー(FXフォーマット)を搭載したデジタル一眼レフカメラに対応する焦点距離50mmの標準単焦点レンズ。デジタル一眼レフカメラ「D3」などのほか、フィルム一眼レフカメラ「F6」などでも利用できる。高速で静かなAF作動を実現する超音波モーター「SWM」(Silent Wave Motor)を採用したのが特徴。なお、APS-Cサイズ(DXフォーマット)の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラに装着した場合の焦点距離は、35mmフィルム計算で75mm相当となり、中望遠レンズとして使用可能。サイズは73.5×54mm(最大径×全長)。フィルタ径は58mm。重量は約280g。最短撮影距離は45cm。価格は6万3,000円前後。
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AF-S NIKKOR 50mm F 1.4 G
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D700に装着したところ
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このほかにも、「D90」と一緒に発売された「AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR」も展示されている。同レンズは、「D90」に最適化された5.8倍の高倍率ズームレンズ。シャッタースピード3段分相当の手ブレ補正効果を持つ手ブレ補正機構「VR」、超音波モーター「SWM」などを搭載する。サイズは76×89mm(最大径×全長)。フィルター径は67mm。重量は約420g。最短撮影距離は45cm。 価格は6万8,250円。
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AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR
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D90に装着したところ
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GP-1
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撮影時の緯度、経度、標高、日時などを記録できるGPSユニット「GP-1」だが、詳細な情報は公開されていない。展示を見る限りでは、アクセサリシュー部に本体を取り付け、D90であれば、左側面に備える「GPS」と刻印された端子カバーを開けてケーブルを装着するようだ。
なお、ユニット本体の背面にはミニBタイプのUSBポートがあり、ユニット右側面には、D90にも刻印してある「アクセサリーターミナル」のマークがあった。GP-1は11月に発売予定。D90のほか、D3、D700、D300、D2Hを除くD2シリーズ、D200でも利用できるとしている。
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背面にはミニBタイプのUSBポートがある
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GP-1とD90を接続したところ
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コンパクトデジタルカメラのコーナーは、基本的にタッチアンドトライコーナーとなっており、有効1,450万画素のCCDを採用する「COOLPIX S710」や高速起動が特徴の「COOLPIX S610」など、発売済みの製品が並んでいた。なお、「COOLPIX S210」は国内では販売されていない青色系のカラーバリエーションが展示されていた。
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COOLPIX S710
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COOLPIX S610
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国内未発売のCOOLPIX S210
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デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「D3」の姿も
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■ URL
フォトキナ2008
http://www.photokina-cologne.com/
( 飯塚直 )
2008/09/26 21:27
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