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顔を追いかける電子雲台を出品したソニー

~日本未発表の「DSC-T500」を展示

会期:2008年9月23日~9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ



ソニーブース
 ソニーのブースでは、10月23日に発売予定のデジタル一眼レフカメラ「α900」のほか、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズ向けの電子雲台やフォト編集に最適なPCなどバラエティーに富んだ展示を行なっていた。

 デジタル一眼レフカメラ「α900」は、有効2,460万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ。シャッター速度に換算して約2.5~4段分の補正効果をもつ手ブレ補正機構を内蔵する。連続約5コマ/秒の高速撮影性能や視野率約100%の高品位光学ファインダーを搭載しているのが特徴。

 2,460万画素のCMOSセンサーから送られてくる情報を処理するためにα900に最適化した画像処理エンジン「BIONZ」を2つ搭載することで、並行処理を高速に行えるようになったという。ボディサイズは、156.3×81.9×116.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約850g。価格は33万円前後を想定している。


α900 背面



モードダイヤル グリップ周り

35mmフルサイズとAPS-Cサイズの撮像素子比較 手ブレ補正ユニット

画像処理エンジン「BIONZ」を実装した基盤 ミラーとビューファインダー

内部構造 ボディにはマグネシウム合金を採用

2009年1月発売の新レンズ「70-400mm F4-5.6 G SSM」 こちらも2009年1月の発売を予定している「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM」

 参考出展の電子雲台「Automatic Photographer」は、サイバーショットシリーズの雲台として開発中の製品。サイバーショットに採用された顔検知技術を利用して人物を捉え、顔検知&スマイルシャッターによる自動撮影が可能。「Automatic Photographer」の名の通り、人物の顔にフォーカスしたポートレート写真家といえる。想定している使用ケースは、パーティや家庭での団らん、外で遊んでいる時など。

 電力供給源にはACアダプタのほか、単3電池×2本を想定している。プロトタイプながら電池使用で3~4時間の使用が可能。台座は、360度回転し、±25度のチルトにも対応する。


カメラを取付けたAutomatic Photographer Automatic Photographerを使ったスマイルシャッターのデモンストレーション

 コンパクトデジタルカメラのコーナーには、海外モデルの「サイバーショットDSC-T500」が展示されていた。DSC-T500は、光学5倍のズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。1/2.3型の有効1,010万画素CCDを採用し、3.5型のタッチパネル液晶モニタを背面に備える。最大で1,280×720ピクセル、30fpsの動画を撮影できる。サイズは、97×21.4×59.3mm(同)。重量は155g。価格は399.99ドルで、9月下旬に米国で発売予定。なお、日本でのアナウンスはない。


DSC-T500 背面

 また、Adobe RGBカバー率100%の18.4型ワイドフルHD液晶を採用したノートPCの「VAIO type A フォトエディション」の欧州モデル「VAIO AW Series」とA3原稿を原寸表示可能な1,920×1,200ドットの25.5型フルHD液晶パネル(Adobe RGBカバー率96%)を採用した液晶一体型デスクトップPCの「VAIO type R」の欧州モデル「VAIO RT Series」を展示していた。それぞれ、高いAdobe RGBカバー率の液晶モニタを採用しており、写真データの編集が快適に行えるとしている。


ノートPC「VAIO type A」の欧州モデル「VAIO AW Series」 液晶一体型PC「VAIO type R」の欧州モデル「VAIO RT Series」

同社の据え置き型ゲーム機「プレイステーション3」を使った写真データの閲覧デモ 家庭に居ながらアフリカの大自然を満喫できる同社のプレイステーション3用ゲームソフト「AFRIKA」のデモ。デジタル一眼レフカメラ「α100」をはじめとして実在するカメラが多数登場する



URL
  フォトキナ2008
  http://www.photokina-cologne.com/


( 飯塚直 )
2008/09/26 20:26
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