Super CCD EXRでは、カラーフィルタのRとBを2つづつ並べる画素配列を採用したことで、斜めに隣接する同色フィルタを画素混合できるようになり、高感度撮影時の偽色が出にくくなった。また、斜め処理により縦横比を崩すことなく処理できるようになったため、画素混合を原因とした解像感の低下が防げるという。
Fine Capture Technologyとは、最大画素数時のクオリティを従来の画素配列と同様に保つ技術。Super CCD EXRが採用する画素配列は、斜めに同色が隣接しているため、従来のバランスよく配列されていたCCDとは異なり、解像度と画質が低下する傾向にある。それを同社のデジタルカメラで培われてきたノウハウとデジタル信号処理の改善により従来に匹敵、もしくは凌駕する品質になるという。
Dual Capture Technologyの説明
Fine Capture Technologyの説明
■ 立体写真カメラのプロトタイプも
FinePix REAL 3Dは、立体写真を簡単に撮れるコンパクトデジタルカメラ。今回の展示は商品化をにらんだプロトタイプであり、裸眼型液晶で直接3D表示させられるのが特徴。2つのレンズ、2つのCCDにより構成されており、立体写真だけでなく、1度のシャッターで沢山の楽しみを提供できるという。