【2008 China C&E】北京のカメラショウレポート[撮影用品編]

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【2008 China C&E】北京のカメラショウレポート[撮影用品編]

会場：中国国際展覧中心
会期：2008年6月21日～24日

　2008China C&Eでは、カメラやレンズについてはほぼ中国以外のメーカーが出展しているが、中国のオリジナルブランド製品でもっとも多いのが三脚やカメラバッグなどの撮影用品類だ。

　三脚は、スリック、ベルボン、マンフロットといった国外製品よりも安い中国製品が人気で、いくつかのブランドが存在する。なかでも、フォトイメージングエキスポに出展したことがあり、先ごろ日本での販売も開始された「Benro」ブランドは品質もよく、コストパフォーマンスの高さで人気を呼んでいる。


中国のメーカーとしては最大手のBenroは、ステージを設けて派手にプレゼンテーションを繰り広げた	Benroのラインナップに変更はないが、来場者の関心は非常に高かった


Benroに次ぐ人気ブランドの「Sirui」は香港のメーカー。独自のダイキャスト技術による剛性の高さをアピールしていた	Siruiの自由雲台。青いワンポイントがSiruiのアイデンティティ。雲台の固定ノブには、ノブ自体を固定するスイッチ(銀色の部分)が着く。クイックリリースプレートをスライドさせて水平に調整できるのは中国で人気の機能


ヘビーデューティーなつくりがウリのFaith。パイプはすべてアルミ合金	クイックリリースレバーや開脚部のロックレバーは手袋でも操作しやすい形状になっている。自由雲台の固定ノブを伸ばして、やはり作業しやすくしている


こちらは中国メーカーではなくてマンフロットのカメラスタビライザー「585 Modosteady」	テーブル三脚にも、カメラスタビライザーにもなる

マンフロットの「797 Modepocket」。折りたたむと左のように平らになるカメラスタンド

　コストパフォーマンスの点ではカメラバッグも中国製品が人気だ。どこかで見たような製品も多数あるが、「Paramount」、「Jeep」といったブランドのライセンシーとなって、独自のコンセプトの製品を展開する例も見受けられる。


映画会社Paramountのブランドを冠した用品。バッグのほか、三脚などもラインナップ	パラマウントはアウトドア志向だが都会的、というコンセプト


自動車メーカーのJeepブランドの用品。バッグ、三脚、ウェアをラインナップ	こちらははっきりとアウトドア志向

どこかで見たようなバッグの代表がMekko。1ブランドでさまざまな“タイプ”の製品を揃える

　会場で目に付いたのがスティック型のデジタル一眼レフ用のセンサークリーナー。日本ではペンタックスの製品が知られているが、会場でも同じコンセプトのものを2つほどみかけた。

（本誌：田中真一郎）
2008/06/23 13:44

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