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GfK Japan、2~4月のデジタルカメラ販売は101%の微増に

~コンパクトデジタルカメラは2桁成長を維持

 GfKマーケティングジャパン(GfK Japan)は3日、2008年2~4月期のデジタルカメラ市場調査を発表した。データは、全国の有力家電量販店のPOS集計による。

 3月のデジタルカメラ販売は、数量ベースで前年比110%だったが、2月、4月は前年割れとなり、2~4月期としては101%と微増にとどまった。GfK Japanでは、前年比114%だった2007年に比べて伸び率が鈍化していると見ている。


デジタルカメラ数量前年比と、デジタル一眼レフカメラ数量/金額構成比の推移(出典:GfK Japan) コンパクトデジタルカメラの画素数クラス別数量構成比(出典:GfK Japan)

 コンパクトデジタルカメラの新モデルでは、4月の販売実績のうち約60%が2008年に発売されたモデルだった。新モデルへの入れ替わりは、2007年と同様のペースとしているが、半年前に発売されtモデルの価格が大幅に下がっていることが、コンパクトデジタルカメラの平均価格を押し下げる要因と分析。4月の平均価格は2万7,000円台後半と、2007年の同時期に比べ3,000円程度下落している。なお、1,000万画素クラスのモデルが1月の7%から4月の34%に拡大した。

 一方、2~4月のデジタル一眼レフカメラ市場は、数量ベースで前年比110%、金額ベースで前年比118%となった。数量ベースで146%だった2007年には及ばないものの、2桁成長を維持している。デジタル一眼レフカメラがデジタルカメラ全体に占める割合は、数量ベースで4月が13%となり過去最高を記録した。金額ベースでは40%となった。


 デジタル一眼レフカメラの販売実績トップ5には、デジタル一眼レフ2大メーカーのモデルが相次いでランクインしたが、すべてがレンズセットモデルだった。直近では約7割をレンズセットが占める。また、ボディに手ブレ補正機能を搭載した機種は、手ブレ補正機能付きレンズをセットにしたモデルよりもまだ少ないとしている。なおデジタル一眼レフカメラは、昨年に比べて女性の購入者の増加が認められるという。


コンパクトデジタルカメラおよび、デジタル一眼レフカメラの販売数量ランキング(出典:GfK Japan)


URL
  GfKマーケティングサービスジャパン
  http://www.gfkjpn.co.jp/


( 本誌:武石 修 )
2008/06/03 20:19
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