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キヤノンMJ、2008年第1四半期はコンパクトデジカメなど減少し、減収減益


 キヤノンマーケティングジャパン株式会社は22日、2008年度第1四半期決算(2008年1月1日~3月31日)を発表した。

 これによると、売上高2,120億300万円(前年同期比0.7%減、以下カッコ内は同じ)、営業利益76億8,000万円(18.6%減)、純利益36億3,000万円(29.5%)の減収減益。

 ITソリューションやデジタル一眼レフカメラ、レンズの売上が伸びたものの、コンパクトデジタルカメラと半導体露光装置の売上が減少したため。

 デジタルカメラを含むコンスーマ機器事業は、売上高604億9,800万円(4.2%減)、営業利益10億8,100万円(66.8%減)。デジタル一眼レフがEOS Kiss X2の発売、EOS 40Dの好調からボディ、レンズともに売上が伸びたほか、デジタルビデオカメラもハイビジョンタイプの「iVIS HF10」の好評により前年実績を上回った。しかしコンパクトデジタルカメラが、価格競争や発売時期の違いなどから、減少した。

 インクジェットプリンタは、MP610の好評により台数増となったほか、消耗品も増加した。昇華型コンパクトフォトプリンタは、台数が減少した。

 ビジネスソリューション事業は売上高1,312億8,800万円(6%増)、営業利益55億300万円(10.6%増)。オフィス複合機、大判プリンタ、文書電子化システムやICカード認証などのITソリューションが好調だった。

 産業機器事業は売上高202億1,600万円(23.5%減)、営業利益10億9,500万円(10.1%減)。医療機器や放送機器が伸びたが、半導体露光装置の台数が減少した。

 2008年度通期は、売上高9,250億円(前年比2.2%増)、営業利益340億円(7.8%減)、純利益190億円(5.2%減)を予想する。デジタル一眼レフとレンズは好調を維持するが、コンパクトデジカメは台数は増えるものの価格競争激化を見込む。また、インクジェットプリンタ、昇華型コンパクトフォトプリンタ、消耗品も売上増を見込む。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  投資家向け情報
  http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/index.html#20080422

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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/04/22 17:42
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