フォトイメージングエキスポといえば、カメラバッグを同じ場所で比較しなが見歩ける場でもある。ここでは会場で見かけた新作のカメラバッグを紹介する(出展社名50音順)。
■ 浅沼商会
PIE2008で最も華やかな印象を与えるのは、浅沼商会ブースの「golla」コーナーだろう。gollaはフィンランドのブランドで、ショルダーバッグとリュックタイプをメインにアピール。女性を意識した色使いとデザインが特徴的だ。
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gollaの紹介コーナー
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こちらはPCバッグ
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デジタルカメラ用のポーチ
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デザインは多岐にわたる
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ただし厳密にはカメラバッグではなく、ノートPCなどの収納を想定した製品という。仕切りなどの追加で「カメラも入ります」とは担当者の弁。女性来場者の反応がとても良いという。
同じgollaのポーチ類はしっかりデジタルカメラ対応を謳っており、カメラ店ルートでもすでに高い人気を誇るという。ポーチの価格はいずれも1,280円。
nanew proシリーズには、ポーチタイプにタトゥー柄のシリーズを追加。また、これまでオリーブカラーがなかったモデルに、オリーブカラーのラインナップを広げる予定だという。
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nanew proシリーズ。中央上部がタトゥーシリーズ
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ショルダーバッグ「タンゴ」のオリーブカラー
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■ アルティザン&アーティスト
アルティザン&アーティストのブースでは、ブラックのアウターにレッドのインナーという、同社らしいテイストの新作ショルダーバッグを3製品見ることができる。いずれも発売は5月頃を予定。
「DCAM-7000」は、レザーとポリカーボネートコーティングのナイロンを組み合わせたアウターを採用。上質な手触りが特徴だ。側面のジッパーを開けると奥行きが広がり、内部にノートPC収納部が確保される仕掛けだ。
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DCAM-7000
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通常のバッグ内部
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ジッパーで奥行きを広げられる
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するとノートPC収納部が現れる
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インナーは中級デジタル一眼レフカメラが入るサイズ。外寸は350×130~160×270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,100g。価格は3万9,900円。
トートタイプの「COV-7000」は、キャンバス地を採用。ナイロン部にはARTISAN & ARTISTの型押しが入っている。
外寸は350×110×270mm(幅×奥行き×高さ)、重量は960g。価格は2万9,400円。
ワンフラップの「ACAM-8000N」は、バッテリーグリップを付けた中級デジタル一眼レフカメラに対応。外装はキャンバス地およびナイロンとなっている。
外寸は390×170×300mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,320g。価格は3万6,750円。
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COV-7000
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ACAM-8000N
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■ エツミ
エツミブースにも新作のカメラバッグが並んでいる。いずれの製品も今春に発売するという。
まず、f.64ブランドにはトートバッグタイプの新製品「SCTM」を投入する。比較的小柄なタイプだが、内部に13型程度のノートPC収納部を設けているのが特徴。価格は1万6,000円。
また、カラフルな見た目で量販店でも人気の「ベリー」シリーズに、少し大きめのMサイズを追加する。価格は7,143円。
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f.64の新作「SCTM」
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13型程度のノートPCを収納可能
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外装の素材を変えたタイプも参考出品
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カラフルなベリーM
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ベリーM。従来のベリーよりワンサイズ大きい
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ベリーMの内部
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「ApeX」(アペックス)ブランドからは、ナイロンツイル地のトート型バッグ「D-7」を投入。また、ワンフラップ・サイドポケットの「シューティングプロ1」を発売する。価格はともに未定。
そのほか、表側にカメラネジを装備し、カメラスタンドとして使えるポーチも発表している。名称は「STAND POUCH」2,800円前後の見込み。
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ApeX D-7
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ApeX シューティングプロ1
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STAND POUCH。中央がカメラスタンド
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引き起こすとカメラネジが登場
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カメラ本体の三脚穴に装着
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内部は一般的なポーチと変わらない
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■ 銀一
Domke、FoxFire、Crumplerなど複数のバッグブランドを扱う銀一では、thinkTANKphotoの新製品を展示していた。
新製品「アーバンディスガイズ35」は、現行の記者向けショルダーバッグ「アーバンディスガイズ30」を踏襲した外観ながら、特徴あるノートPC収納部を設けている。カメラ収納部とノートPC収納部を隔てる仕切りを一部折り畳むことができるので、ノートPCが比較的小さい場合、仕切りを折り畳むことで、かさばるプロ用デジタル一眼レフカメラボディなどを楽に収納できそうだ。
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アーバンディスガイズ35
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背面
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MacBookを収納した状態
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カメラ収納部とPC収納部の仕切りの一部(写真下部)を短くしたところ
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ローリングケースのハンドルに装着可能なスリットや、防水ケースも備える。価格は1万6,000円前後の見込み。発売は今年上半期内と見られる。
また、ローリングケースの新製品として、エアポートシリーズ最小の「エアポート・エアストリーム」を出品。国内便などで就航中のボンバルディア機など小型旅客機の場合、大型機より頭上のコンパートメントが狭く、荷物を押し込めない可能性が高い。そうした理由から、より小型のローリングケースを求める声に応えたものだという。外寸は36×20.5×44.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.5kg。
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エアポート・エクストリーム
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内部。ノートPC対応の5cm低い仕切りキットも用意
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■ ハクバ
ハクバの新製品は、「デル・ヴィアーレ」という新ブランドのショルダーバッグ。3タイプをラインナップする。発売は4月上旬。
素材にレイブンミルズの「サンブレラ」やバラの「テンポテスト」を使用したカジュアル路線。ブラック、ベージュ、オリーブ、サファリストライプなどを採用する。
トートタイプが2万1,000円、ショルダーバッグLが2万円、ショルダーバッグMが1万5,750円。
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「デル・ヴィアーレ」トートタイプ
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トートタイプの内部
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ショルダーバッグL
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ショルダーバッグM
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■ プロフォト
TENBAの参考出品は、現行「GEN-3」シリーズに含まれる「PHOTO/LAPTOP BACKPACK」を若干サイズダウンしたタイプ。価格は未定。内部構成はほぼそのままで、緑をアクセントにあしらったカラーリングも、GEN-3を踏襲するものだ。
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参考出品のPHOTO/LAPTOP BACKPACK小型モデル
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左が従来のPHOTO/LAPTOP BACKPACK
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また、MESSENGERシリーズに新色を追加する予定。会場にはチョコレートやシルバーなど個性的な3色を展示していた。従来のTENBAのイメージを払拭する強烈なカラーリングで、会場では「若い男性に紫が最も人気がある」とのこと。
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左からMESSENGERシリーズの新しい3色
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■ ボーゲンイメージング
ボーゲンイメージングはKataとナショナルジオグラフィックを出品。そのうちKataブランドでは、DPS(Digital Photo Series)の新製品として、2気室リュックモデル「DR-456」と「DR-467」のカラーバージョンを参考出品していた。一部に赤や緑のアクセントカラーを用いているのが特徴。発売時期は未定。
また、ナショナルジオグラフィックブランドの新製品として、小型スリングバッグの新製品を展示していた。たすきがけにして使う製品で、計4つのポケットを備えている。コンパクトデジタルカメラを収納可能。価格は7,800円。
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DR-465の参考出品
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こちらはグリーンをあしらっている。型名はDR-465-BG
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DR-465参考出品のカメラ収納部
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小型スリングバッグ「NG45667」
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■ URL
浅沼商会
http://www.asanuma.gr.jp/
アルティザン&アーティスト
http://www.aaa1.co.jp/
エツミ
http://www.etsumi.co.jp/
銀一
http://www.ginichi.com/
ハクバ
http://www.hakubaphoto.co.jp/
プロフォト
http://www.profoto.jp/
ボーゲンイメージング
http://www.bogenimaging.jp/
フォトイメージングエキスポ2008関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/03/20/8169.html
( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/21 19:23
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