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【PIE2008】ユニークな新製品を出品したストロボメーカー


 カメラ本体や交換レンズの新製品が目立つ会場だが、発売前の興味深い撮影用品もいくつか見受けられる。ここでは、PIE2008で見かけたクリップオンストロボ関連の新製品を紹介する。


プロ向けに参考出品したニッシン

 ニッシンジャパンは、4月24日発売の新製品「スピードライトDi466」を出品した。ガイドナンバー46(ISO100)のクリップオンストロボで、価格は2万1,000円。


スピードライトDi466

背面操作部


D80に取り付けたところ

バッテリーマガジン


 キヤノンとニコンのTTL調光に対応した製品。TTL調光全体のレベルを自分好みに設定できる「マイTTL設定」や、乾電池4本を一度に挿入できるバッテリーマガジンの採用が特徴となっている。

 サイズは発売済みの「Di622」をひとまわり小振りにした印象。ニコンでいえばSB-800とSB-600の関係に近いものの、機能はDi622より上。オートフォーカス用の補助LEDは、EOS Kiss X2など内蔵ストロボを補助光に使うボディで役立ちそうだ。

 ニッシンジャパンは14日、プロ向けのクリップオンストロボ関連製品への参入を発表しており、会場には告知通り外部電源の「パワーパック・プロ」を出品していた。ただし、あくまでも大きさや端子類などのイメージを見るため試作品。

 積層電池パックの生産終了を受けて開発したもので、代わりにニッケル水素電池SUB-Cセル6本パックを利用する。2台までのストロボを接続可能。予想価格は本体が3万4,000円。電池パックは3,500~4,500円程度という。


パワーパック・プロ

ストロボ2台の接続が可能


 さらに参考出品として、オフカメラTTLコードを展示。2月18日に発表したキヤノン用とニコン用(各6,000円)とは別のもので、ホットシューを両端に装備。さらに、キヤノン、ニコン、ペンタックスのTTLに1本で対応する。

 また、ブラケットの参考出品もあった。分離式の本格的なもので、素材はアルミ。比較的軽量なのが印象的だった。


参考出品のブラケット

分離式でアジャストも可能

キヤノン、ニコン、ペンタックスに対応するTTLコード
ブラケット、TTLコード、Di622の組み合わせ例

サンパックが小型ストロボを発表

 サンパックは、ガイドナンバー20(ISO100)の小型ストロボ「RD-2000」をPIE2008で発表。5月ないし6月に発売。ニコン用、キヤノン用、ソニー用をそれぞれ用意する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万3,000円~1万4,000円程度の見込み。

 エントリー向けデジタル一眼レフカメラやハイエンドコンパクトデジタルカメラをターゲットとした製品で、単3電池2本で駆動する。上方90度までのバウンスも可能だ。


RD-2000

バウンス発光にも対応


ディフューザーを装備

収納時にはフラットな形状になる


背面の操作部。EV補正も可能

電源として単3電池2本を使用する


 ニコンのSB-400を思わせる外観だが、カメラ取り付け部が収納可能で、フラットになるのが特徴。また、「SB-400よりわずかに横幅が狭い」という。

 背面の操作部では、EV補正も可能。また発光部にはワイドパネルを内蔵し、16mm以上の焦点距離をカバーする。引き出し式のディフューザーも備える。

 ファームウェアのバージョンアップにも対応。(最大径×全長)は約43.5×88×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約170g(電池別)。


auto 16R pro

 また、2月19日に発表したマクロリング「auto 16R pro」も出品していた。発売時期は4月中旬、価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万9,800円前後の見込み。

 従来モデル「auto DX-12R」の後継機種で、ガイドナンバーを12から16に拡大。「ポートレートでも使用できるようになったのでは」としている。完全円形放電管の採用で、画面全体にムラが生じないのも特徴という。


パナソニック、積層電池の生産終了を来場者に告知

 パナソニックブースでのラインナップは従来と同じ。フラッグシップのグリップストロボ「PE-60SG」を筆頭に、現行製品を展示していた。ただし、2月に積層マンガン電池の生産を終了したことを受け、会場では問い合わせに対し、代用として単2電池パックなどの使用を呼びかけていた。

 なお、PE-60SGは単2電池パックが付属するモデル。また、グループ内でストロボ関連の製造を担当していたウエスト電気は、2006年4月からパナソニックフォト・ライティング株式会社に改称している。


パナソニックストロボのラインナップ。中央が単2電池を使用するPE-60SG

PE-60SGのバッテリーケースをあけたところ



URL
  ニッシン
  http://www.nissin-japan.com/
  サンパック
  http://www.sunpak.jp/
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  フォトイメージングエキスポ2008関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/03/20/8169.html


( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/21 12:06
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