PMA08では、日本未発表の海外メーカー製デジタルカメラも見ることができた。ここでは、その中から特徴的なカメラを取り上げた。
■ GE
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GEブース
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米GEは、広角28mmからの5倍ズームや、3型タッチスクリーンなどを搭載するコンパクトデジタルカメラ「E1050」を展示。米国では5月に249.99ドルで発売する。同社の薄型コンパクトデジタルカメラのラインナップ中で、高級モデルに当たるEシリーズの新製品。撮像素子は1/2.33型有効1,050万画素CCD。厚さ23.5mmのボディに、35mm判換算で28~140mm、F3.3~5.6の光学5倍ズームを搭載する。
HDMIのCタイプコネクタを底面に備え、静止画を1080iでHDTVに出力できる。同社によると、コンパクトデジタルカメラでHDMI端子を搭載したのは、世界初としている。また、写真に位置情報を付加できるGPSユニットをオプションとして9月に発売する。顔検出、笑顔検出、瞬き検出機能を備えるほか、HD動画も記録できる。
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E1050
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3型のタッチスクリーンを搭載する
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底面にHDMI端子を備える
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HDMI端子から静止画を1080iで出力可能
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■ Kodak
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コダックブース
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Kodakは、1月31日(現地時間)に発表した有効1,000万画素CCDや光学12倍ズームレンズを搭載する高倍率モデル「EasyShare Z1012 IS」を出品していた。米国では2008年上半期に299.99ドルで発売する。
比較的小型のボディに12倍ズームを搭載したモデル。光学式手ブレ補正もそなえる。撮影シーンや状況を分析して自動的に最適な設定にする「スマートキャプチャー」機能も利用可能。プログラムAEのほか、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出も可能。顔検出機能も搭載している。
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EasyShare Z1012 IS
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背面
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コダックブースは、プリント端末の展示がメイン
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■ Samsung
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サムスンブース
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デジタル一眼レフカメラを中心としたブースを構えた韓国Samsungンだが、コンパクトデジタルカメラの新製品「i80」を出品していた。ハンズオンコーナーには無く、ケース内展示だったが、数少ないスライドオープンタイプのモデルとなる。
スライド式のボディを採用した薄型モデルで、ボディを左右に引き出すことで、背面に操作部が現れるデザインを採用している。米国では5月に発売する。価格は未定。画素数は820万。光学3倍ズームレンズを搭載する。液晶モニターは3型。顔検出機能も備える。300万画素相当でISO3200まで撮影できる。テキストビューアー機能や、MP3再生機能も備える。
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i80
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ボディをスライドしたところ。背面右に、操作ボタンが現れる
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GX-20
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また同ブースでは、1,460万画素のCMOSを搭載したデジタル一眼レフカメラの新製品「GX-20」を展示していた。ペンタックス「K20D」の姉妹モデルに当たる。外観はよく似ているが、背面のボタン形状が若干異なっている。
レンズマウントは、KAFマウントを採用。同社がラインナップするSchneider D-ZENON、同D-XENOGON、SAMSUN lensが使用可能。また、KAFIIを含むペンタックス製デジタル一眼レフ用レンズも装着できる。
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ペンタックスK20Dとよく似た印象
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ボタンレイアウトもほぼ同じ。ボタン形状などは異なる
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撮影時の情報表示
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ブースには、同社製レンズラインナップを出品。ペンタックス製の超望遠レンズも展示していた
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GX-20が採用する撮像素子のウェハ
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GX-20の分解モデル
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( 本誌:武石 修 )
2008/02/03 14:59
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