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【PMA08】DAレンズ3本を参考出品したペンタックス


会場:米国ラスベガスコンベンションセンター
会期:2008年1月31日~2月2日(現地時間)


 ペンタックスは、PMA08にデジタル専用のDAレンズ3製品を参考出品した。いずれも価格は未定。また、24日に発表したデジタル一眼レフカメラ「K20D」と「K200D」の可動品も展示した。


 参考出品のレンズは、「DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM」、「DA★ 55mm F1.4 SDM」、「DA★ 60-250mm F4 ED [IF] SDM」の3本。展示品はいずれもモックアップ。


DA 17-70mm F4 AL [IF] SDM DA★ 55mm F1.4 SDM


DA★ 60-250mm F4 ED [IF] SDM


 DA 17-70mm F4 AL [IF] SDMは、コンパクトな4倍ズームレンズ。ペンタックスにはすでに「DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM」という、ズーム全域F2.8のレンズが存在するが、本製品は開放F値をF4に抑えたことで、より小型軽量なモデルとなっている。発売時期は夏頃を予定。

 DA★ 55mm F1.4 SDMは、35mm判換算で焦点距離82.5mmに相当する画角が得られる。標準レンズというよりは、ポートレートなどで需要が高い、85mm F1.4のデジタル版という位置づけになるという。発売時期は未定。

 DA★ 60-250mm F4 ED [IF] SDMは、焦点距離90~375mm相当(35mm判換算)の4倍ズームを全域F4で実現。上記のDA 17-70mm F4 AL [IF] SDMと組み合わせれば、26~375mm相当をF4でカバーできる。想像以上に小さく、可搬性にも優れていそうだ。発売時期は夏頃。


K20DとK200Dに熱い視線

 ブースのメインは、デジタル一眼レフカメラのK20DとK200D。発表されたばかりとあって、開場してまもなく駆けつけた熱心なペンタックスファンが、夢中で試す姿が見られた。

 K20Dは、Samsungと共同開発した1,460万画素の新CMOSセンサーを搭載するとあって、ブースには実際にAPS-Cサイズに切り出す前のシリコンウェハを展示。また、カットモデルを出品していた。


DA★ 200mm F2.8 ED [IF] SDMを装着したK20D 装着レンズはDA 55-300mm F4-5.8 ED

 同社初のライブビュー搭載機でもある。操作はシンプルで、電源ボタン周りのレバーをプレビュー位置までまわすだけだ。スルー画が表示されてからは、AFボタンでの位相差AFやマニュアルフォーカスが行なえる。

 ボディ内手ブレ補正機構を採用したモデルで「唯一、常時補正が確認できる」のも特徴となっている。2.7型の液晶モニターで手ブレ補正のON/OFFを見比べると、いかに自分が手ブレしていたかがよくわかる。


ライブビューの表示例

新機能のカスタムイメージ


RAWボタンの自由度が高まった

AF微調整にも対応


スケルトンモデルも。「電池を入れれば動く」そうだ 背面

 シャッターフィーリングは従来モデルのK10Dとほぼ同様。細かいところでは、シャッターボタンがシルバーからブラックに、PENTAXロゴが縦長になっている程度で、外観はほぼK10Dを踏襲している。SDカード取り出しレバーや電池取り出しレバーが大型化しており、使いやすさが向上したという。

 また、従来の仕上がり設定に置き換わるカスタムイメージは、デジタルプレビューの仕組みを利用し、効果をその場で確認できるのが売り。しかも、プレビュー画像の保存も可能だ。

 新機能としては、AF微調整機能や高感度ノイズリダクションを搭載。置きピンした場所に被写体がくると、自動的にシャッターが切れる「キャッチインフォーカス」は、銀塩時代から一眼レフカメラを使っている人には懐かしい機能かもしれない。K20DとK200Dだけの機能となる。

 K200Dは防塵防滴だけあって、エントリークラスとしてはがっしりしたボディになっている。また、縦位置グリップはシンプルなボタン配置となっている。


バッテリーグリップを装着したK200D

背面。バッテリーグリップの操作部はシンプルだ


スケルトンモデル

背面

 「DA★ 200mm F2.8 ED [IF] SDM」、「DA 35mm F2.8 Macro Limited」といった、K20Dと同時発表の新レンズも手に取れる。DA 35mm F2.8 Macro Limitedは、金属外装、しっとりしたフォーカスリング動作、引き出し式のフードなど、趣味性を大事にしたLimitedシリーズに属するだけの質感を持っている。標準レンズとしても使いやすそうだ。


DA 35mm F2.8 Macro Limited

引き出し式の金属製フードを装備


 コンパクトデジタルカメラのOptioシリーズでは、国内未発表の「Optio S12」を出品。国内モデル「Optio 10」を1,200万画素化した製品で、米国での価格は249ドル前後。なお、発注先の電池工場の被災で発売が立ち後れていた「Optio A40」は、国内で1月24日から出荷が始まったそうだ。


Optio S12 背面


URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/02/01 20:30
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