デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

ソニー、サイバーショットなど好調で過去最高益を達成


執行役EVP兼CFOの大根田伸行氏
 ソニーは25日、2007年度第2四半期(7月1日~9月30日)の連結業績を発表した。売上高は2兆830億円(前年同期比12.3%増、以下同)、営業利益は905億円(前年同期は208億円の損失、旧本社跡地の売却益607億円を含む)、純利益737億円(4,287.8%増)。デジタルカメラを初めとしたエレクトロニクス分野の好調により増収増益となった。また、売上高と純利益は第2四半期としては過去最高となった。

 エレクトロニクス分野の売上高は1兆6,631億円(20.7%増)、営業利益は1,069億円(1,231.6%増)。営業利益は過去最高益となった。

 同日の業績発表会に出席した執行役EVP兼CFOの大根田伸行氏は、「エレクトロニクス事業が大幅増収となった」と説明。中でも、デジタルカメラが全地域で好調だったという。そのほか、PS3向けシステムLSIやPCの売上増も貢献し増益となった。一方、液晶リアプロジェクションテレビは市場のシュリンクにより減益要因となった。


エレクトロニクス分野の売上高と営業利益 エレクトロニクス分野の営業利益増減要因

通期の業績見通し
 利益額は、「デジタルカメラ、ビデオカメラ、システムLSI、PC、放送業務用機器の順に多かった」(IR部統括部長園田達幸氏)としている。

 通期でのサイバーショットの販売台数見通しは、7月時点の2,000万台(前年比17.6%増)から2,200万台(29.4%増)に上方修正した。

 その他の分野は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが売上高31億800万ユーロ(7%増)、税引前利益3億8,400万ユーロ(11%減)。「サイバーショット携帯電話」が業績に貢献した。ゲームが売上高2,434億円(42.9%増)、営業損失967億円(前年同期は435億円の営業損失)。映画が売上高1,896億円(6.4%増)、営業利益27億円(前年同期は153億円の営業損失)。金融が売上高1,575億円(6.3%減)、営業利益231億円(5.8%減)。その他が売上高952億円(16.8%)、営業利益108億円(65.9%増)。

 業績の好調を受け、7月26日発表の通期連結業績見通しを上方修正した。売上高は8兆9,800億円(前年度比8.2%増、以下同)、営業利益4,500億円(626.7%増)、純利益3,300億円(260.3%増)。



URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  業績発表文
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/info/presen/


( 本誌:武石 修 )
2007/10/25 20:57
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.