富士フイルムホールディングス株式会社は27日、2007年度第1四半期(2007年4月1日~6月30日)の連結決算を発表した。
これによると売上高6,882億9,300万円(前年同期比4.8%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益598億1,700万円(280%増)、純利益409億6,800万円(289.2%増)の増収増益となった。
デジタルカメラを含むイメージングソリューション部門は、売上高1,442億円(3.8%減)、営業利益102億円(黒字化)。カラーフィルムやデジタルミニラボの売上が前年同期からそれぞれ18%減、19%減となったが、カラーペーパーのシェアが拡大して12%増となったのに加え、FinePix F40fd、Z5fd、A900などのデジタルカメラが海外を中心に好調で3%増となった。
フラットパネルディスプレイ材料、メディカルシステム・ライフサイエンス、グラフィックシステム、記録メディアなどを含むインフォメーションソリューション事業は、売上高2,622億円(12.2%増)、営業利益337億円(114.9%増)。記録メディアが減少したが、フラットパネルディスプレイ材料やデジカメ付き携帯電話用レンズユニット、メディカルシステムの販売が伸張した。
このほか、オフィスプロダクト、オフィスプリンターなどを含むドキュメントソリューション事業は売上高2,819億円(3.1%増)、営業利益165億円(3.9%増)だった。
当期業績の好調を受けて、中間期決算予想が上方修正された。当初予想は売上高1兆3,700億円、営業利益870億円、純利益510億円を見込んでいたが、それぞれ1兆4,000億円、1,000億円、620億円とする。
■ URL
富士フイルム
http://www.fujifilm.jp/
投資家情報
http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/index.html
( 本誌:田中 真一郎 )
2007/07/30 20:59
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