オリンパスは30日、2007年度第1四半期(4月1日~6月30日)の連結業績を発表した。売上高は2,644億1,800万円(17.2%増、前年同期比、以下同)、営業利益は311億3,300万円(111.6%増)、純利益は176億4,400万円(147.7%増)。
映像事業の売上高は817億円(30.9%増)、営業利益149億円(215.1%増)。コンパクトデジタルカメラの「μ」シリーズや「FE」シリーズの販売が国内外で好調だったためで、加えてデジタル一眼レフカメラも大幅な増収になったという。利益については、デジタルカメラの売上増などが増益要因となっている。
映像事業における売上高のうち、国内が100億1,600万円、海外分が716億6,200万円。構成比は12.3:87.7。前年同期より国内比率が1ポイント増加している。また、同事業の営業利益率は、前年同期の7.6%から18.2%に拡大した。
そのほか医療事業は、売上高786億円(24.8%増)、営業利益215億円(43.8%増)。ライフサイエンス事業は、売上高288億円(12.7%増)、営業利益9億円(4.3%増)。情報通信事業は売上高598億円(0.7%減)、営業利益1億円(前年同期は4億円の損失)。
以上と為替相場の動向をふまえ、通期の業績予想を上方修正した。前回予想より売上高は100億円増の1兆1,600億円、純利益は50億円増の550億円を見込む。理由を「映像事業を中心とした販売の伸びと、為替レートの見直しのため」としている。
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
平成20年3月期第1四半期財務・業績の概況(PDF)
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/pdf/brief140PA.pdf
( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/30 20:24
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