キヤノン株式会社の販売会社キヤノンマーケティングジャパン株式会社は25日、2007年中間期の連結業績を発表した。売上高は4,277億900万円(3.7%増、前年同期比、以下同)、営業利益は169億9,900万円(4%増)、純利益は99億9,000万円(7.7%増)。
コンスーマ機器事業は、売上高1,279億6,500万円、営業利益57億8,500万円。デジタルカメラは買い替え・買い増し需要の促進により、国内市場が引き続き伸張。「IXY DIGITAL 900 IS」、「IXY DIGITAL 10」などが好調に推移したという。また、「PowerShot G7」が好評を博した。
デジタル一眼レフカメラでは、「EOS Kiss Digital X」が機種別シェア1位を維持。5月に投入した「EOS-1D Mark III」は、供給が追いつかないほどの需要を得ている。交換レンズの売上も増加したという。
インクジェットプリンタは、4月に「SELPHY CP750」と「同CP740」を、5月に「PIXUS Pro9500」を投入。既存モデルでは、「PIXUS MP600」が引き続き好調で、単機能機でのトップシェアを維持した。
大判インクジェットプリンタやオフィスMPFなどのビジネスソリューション事業は、売上高2,479億5,600万円、営業利益85億800万円。ステッパーや放送用レンズなどの産業機器事業では、売上高517億8,600万円、営業利益27億600万円となった。
通期の見通しは、売上高9,100億円(4.9%増)、純利益200億円(6.3%増)。デジタル一眼レフカメラの拡大が続くことで、交換レンズを含めた旺盛な需要を見込む。また、コンパクトデジタルカメラでは市場を上回る成長を期待し、トップシェア堅持を予測。インクジェットプリンタは本体台数の増加、昇華型フォトプリンタも大幅な販売増を見込む。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
平成19年12月期中間決算短信(PDF)
http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/library/pdf/2007/ta-h19-h-all.pdf
( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/25 19:30
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