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ニコン、神戸三田プレミアム・アウトレットに出店

~オープン記念にデジカメ入りの福袋を販売

 ニコンは、神戸市に6日オープンするアウトレットモール「神戸三田プレミアム・アウトレット」に「ニコン神戸三田プレミアム・アウトレット店」を出店する。グランドオープンを前に5日、関係者に店舗を公開した。


外観 店内の様子

 神戸三田プレミアム・アウトレットは、国内外の著名ブランドが直接出店するアウトレット専門のショッピングセンター。89店舗が営業する。住所は神戸市北区上津台7-3。

 ニコンが、アウトレットモールに出店するのは、2006年10月の「土岐プレミアム・アウトレット店」に続いて2店目となる。

 ニコンアウトレット・三田プレミアム店は、おもにアウトレット品をメインに扱う店舗。同社のセミナーで使用した機材やサービスセンターで展示していた機材などを販売する。価格は、おおむね最終市価の8割程度としており、6カ月のメーカー保証がつく。いずれの製品も外観はきれいで、新品とさほど違わないように見えた。


アウトレットは旧モデルが中心になる

現行品ながら、D200のアウトレットも並ぶ 現行のレンズも


先にオープンした土岐店では好評だったという双眼鏡コーナー。カモフラージュ柄のモデルは海外向けとのこと ネイチャースコープやフィールドスコープも

非売品だが、D80のスケルトンモデルを展示していた。実際に撮影も可能だという

 販売するアウトレット品は、生産完了品だけでなく現行品も含んでいる。いずれも1点もので、在庫は常に変動する。

 また、ニコンダイレクトで取り扱っているカメラバッグやアクセサリーも販売しており、これらは新品の販売となる。とくに、PORTERやMILLETとのコラボレーションバッグは一般の量販店では展示がなく、実際に手に取ることができるのは一部のサービスセンターと土岐、三田のアウトレット店のみという。

 ニコンアウトレット・神戸三田プレミアムでは、オープン記念としてコンパクトデジタルカメラ入りの福袋「ハッピーバッグ」を数量限定で販売する。価格は2万円。中身は、2万円相当の薄型コンパクトデジタルカメラ(アウトレット品)が1台と、アクセサリーやグッズなどが入っているという。


PORTERやMILLETとのコラボレーションバッグを展示 ニコンオリジナルグッズも手に取ることができる

こちらもニコンオリジナルグッズ ハッピーバッグ

コンパクトデジタルカメラ用のケースも多数展示

「ニコン」と聞いてピンとこない人にブランドの定着を

ニコン神戸三田プレミアム・アウトレット店の谷口敦店長
 ニコンがアウトレット店に出店した大きな理由は、「ユーザーの声を直に聞いたうえで、製品開発にフィードバックしたい」から。サービスセンターなどからの情報には限界があり、小売店という形でユーザーの意見を能動的に把握し、製品開発につなげたいと考えたという。店舗スタッフも、セールスマンというより、マーケッターという位置づけて教育しているとのこと。

 そのため、販売については数を売ることを目的とせずに、ユーザーと話し合ったうえで納得して買い求めてもらうという。

 加えて、ニコンブランドの認知度を上げることもアウトレットモールに出店した理由の1つという。「デジタルカメラはもとより、ニコンというブランドをほとんど知らない人に是非来て欲しい」(谷口敦店長)というように、すでにニコン製品を使用しているユーザー以外のファミリー層などをメインターゲットにしている。

 店の入り口付近には、「TOUCH&TRY」コーナーを設け、デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラを手にとって試すことができる。展示台上部には、「こんなことができたらいいですよね」といった機能の活用方法を記したパネルを掲載し、下部にはその機能の操作方法を説明したパネルを用意している。これは、来店者が具体的な利用シーンをイメージできるようにとの工夫という。

 「量販店の接客では機能の説明が中心となるが、ここではそれぞれの機能を、どうやって活用するかを説明する」(谷口氏)と一般の店舗との違いを述べた。


TOUCH&TRYコーナー。上部のパネルで、できたらいいことなどを提案 テーブル上で実機に触れながら、操作を体験できる

2台のミニカーを用意し、連続で2台を撮影することで、デジタル一眼レフカメラのレスポンスを訴求する 動くニコンのロゴを撮影してD200の連写を体験できるなど、展示に工夫が見られる

 店内には写真スタジオも併設し、ポートレートの撮影ができる。仕上がり写真のサイズや仕様を絞り込むことで、一般の写真館より安価な価格になっているという。価格はキャビネサイズ(台紙付き、2カット)が5,000円、六切りサイズ(同)が6,000円、四切りサイズ(同)が7,000円。撮影後は、液晶ディスプレイを見ながらセレクトすることができ、2時間程度でプリントができあがる。

 アウトレットモール全体では年間300万人の来場者を見込んでおり、ニコンではそのうちの1割に当たる30万人程度を来店目標にしている。なお、今後の出店については、「現状の2店舗の状況を見ながら判断したい」としている。


Nikon Casual Photo Studio。カメラはD2Xs。無線LANでセレクト用PCに転送する Photo Studioの写真サンプル

店内には、ギャラリーも設けた。時期により異なった作品を展示する


URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  店舗紹介
  http://shop.nikon-image.com/store/kobesanda/
  神戸三田プレミアム・アウトレット
  http://www.premiumoutlets.co.jp/kobesanda/


( 本誌:武石 修 )
2007/07/05 19:46
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