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セガ、セルフ撮影可能な「親子であそべる写真館 MCスタジオ」
セガは26日、千葉県浦安市に29日オープンする子ども向け写真館「MCスタジオ」の関係者向け内覧会を開催した。
MCスタジオ
MCスタジオが入る商業施設「ショッパーズプラザ新浦安」
MCスタジオは「親子で遊べる写真館」をテーマに、同社が新たに提案する子ども向け写真館。場所は、JR京葉線新浦安駅前の大型商業施設「ショッパーズプラザ新浦安」(浦安市入船1-4-1)3階。営業時間は10時~21時(最終受付は20時)。
カメラマンが撮影する一般の写真館とは異なり、カメラと照明が一体になったブースで、セルフ形式で撮影するスタジオ。子どもをうまく撮影するためのさまざまな工夫を凝らしている。
入り口脇には、プリントサンプルを展示
ビデオによるサービスの紹介も行なっている
スタジオ内には、メインの撮影ブースを2機設置したほか、赤ちゃん用のブース1機も用意した。撮影ブースはハード面、ソフト面ともに、同社がゲーム機開発などで培ったバックボーンを活かして開発したという。各ブースのカメラには、富士フイルム製のデジタルカメラを採用している。
撮影ブースの外観。セルフ方式のため「囲まれ感」を演出したという
撮影カード
利用者は、基本料金となるスタジオ利用料2,100円を支払い撮影カードを受け取る。撮影、写真のセレクト、編集、プリントまでをこのカードを端末に挿入することで行なえる仕組み。1度の利用で100カット以上の撮影が可能。プリント料金は、プリント枚数に応じて支払う方式を採っている。
撮影ブースに撮影カードを差し込み、子どもの身長を画面から入力する。撮影モードは2種類あり、シャッターを自動的に切るオートモードと、親がモニターを見ながらボタンを押してシャッターを切るマニュアルモードから選ぶことができる。
撮影前に撮影カードを挿入する
最初に子どもの身長を入力
撮影モードは、オートとマニュアルから選択できる
コース選択画面。さまざまなコースを用意
オートモードで撮影しているところ。自動でシャッターを切る
子どもの正面に液晶ディスプレイが設置してあり、そこにCGのアニメーションを表示。子どもがディスプレを見ている時に撮影を行なうことで、自然な表情が撮影できるという。例えばゲームコースでは、「落ちてくる風船のCGをさわって割る」といった、ゲームで遊びながら撮影を進めることができる。
メインの撮影ブースには、カメラが正面、足元、真上と3台設置してあり、好きなアングルを選ぶことができる。正面と真上のカメラは固定してあるが、下に配置されたカメラは、子どもの身長に合わせて自動的にチルトする。
正面の液晶モニターにゲームなどを表示
落ちてくる風船を割るゲーム。子どもが楽しんでいる間に撮影することができる
カメラは3台備えてある
大型の照明を配置するなど、「写真館と同様の設備」とのこと
編集用端末
180秒の制限時間内に40枚撮影することができる。また、途中で選択したコース内の表示メニューを変更することも可能。
撮影終了後は、店内に8台設置してある端末で、プリントする写真のセレクトなどを行なう。端末はタッチパネルになっており、親子で写真を見ながら操作できるようになっている。
写真は自由にトリミングできるほか、モノクロやセピアへの色変更も可能。文字入力もでき、任意の文章のほか、イベントなどの定型文も用意してある。最後にプリントしたい写真のサイズと枚数を選び、撮影カードを受け付けに渡すとプリントが始まる。プリントは、一番大きなポスターサイズはインクジェットプリントで、それ以外は昇華型プリンタで出力している。写真はその日に持ち帰ることが可能で、プリント毎にスタンドをサービスする。
初めに、撮影した写真をセレクトする
トリミングも可能
モノクロやセピアのほか、写真の周囲をぼかすこともできる
フレームを付けることも可能
文字入力が可能
イベント用の定型文も用意してある
最後に、プリント枚数とサイズを設定する
ラージサイズでプリントしたところ。フレームが付属する
小型のプリントには、透明なスタンドが付属
ポスターサイズ(左)、有料会員になると、赤ちゃんの成長記録(右)も作成できる
1枚当たりのプリント料金は、「カードサイズ」とLサイズ相当の「スモールサイズ」が840円、2Lサイズ相当の「ミディアムサイズ」が2,625円、六切りサイズ相当の「ラージサイズ」が4,725円、A1サイズ相当の「ポスターサイズ」が6,300円となっている。
スタジオ利用料とプリント料を含んだパック料金も用意するほか、七五三などの行事写真用に、着付けなどを含めたパックが用意される。
2歳までの赤ちゃん専用の「ベビースタジオ」
正面に液晶ディスプレイとカメラがある
赤ちゃんを撮影ブースに乗せたところ。パネルの操作をスタッフに任せることもでき、親子で写ることも可能
ベビースタジオには正面の他、真上にカメラが設置してあり、赤ちゃんが仰向けでも撮影可能
MCスタジオでは、撮影用の衣装と小物を用意しており、更衣室と合わせて利用できる。
一般利用者の写真は撮影から30日間保存してあり、その間はプリントのみを行なうことも可能。また、年会費1,050円で有料会員になると、写真の保存期間が1年に延長される。
多数の衣装を用意。靴や帽子など小物も充実
更衣室も備える
子どもが遊べるキッズエリア。おもちゃや絵本を用意した
同社では、約1年前から千葉県蘇我で実験店舗を運営しており、今回の本格参入はこのテスト結果を受けてのものという。また、1号店を浦安市に設けた理由について、「人口増加率が高く需要が見込める」(セガ AM事業統括部のAMパブリシティ企画室越善未帆氏)としている。今後の店舗展開については、「増やしていきたい」(同)としながらも、2号店以降の具体的な計画は今のところ無いという。
スタジオのコンセプトを、「ゲームを通してユーザーに楽しんでもらう、という考えを写真に当てはめることで、親子で写真撮影を楽しめるような施設を提案したい」(セガ NS研究開発部の新規事業開発チーム 塚原 圭介氏)としている。また、撮影ブースはもとより、「スタッフのサービスなども含めたトータルでのサービスとして提案していきたい」(同)と意気込みを述べた。
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URL
セガ
http://www.sega.co.jp/
MCスタジオ
http://mc-studio.jp/
ニュースリリース
http://www.sega.co.jp/corp/release/2007/0515/
( 本誌:武石 修 )
2007/06/26 18:49
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