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オリンパス、売上高が初めて1兆円を突破

~コンパクトデジカメが好調

 オリンパスは8日、2007年度(2006年4月1日~2007年3月31日)の連結業績を発表した。これによると、売上高は1兆617億8,600万円(前年度比8.6%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は987億2,900万円(57.9%増)、純利益は477億9,900万円(67.3%増)の増収増益となった。また、売上高が初めて1兆円を超えた。

 デジタルカメラを含む映像事業の売上高は2,943億300万円(15.6%増)、営業利益は272億800万円(467.8%増)。デジタルカメラでは防水/防塵/耐衝撃構造のコンパクトデジカメ「μSW」シリーズや、初心者向けの「EF」シリーズ、レンズ鏡筒ユニットを中心とする光学コンポーネント、録音機が好調だった。さらにデジタルカメラでは、売上増加と販売価格の維持、在庫圧縮、事業効率の向上により、大幅増収となった。

 このうちデジタルカメラのみの売上高は2,692億3,600万円(17.6%)。オリンパス全体の売上高における構成比は25.3%。事業別では医療事業に次ぐシェアだが、製品別としては依然としてもっとも大きな割合を占める。

 このほか内視鏡などを含む医療事業は売上高3,117億900万円(17%増)、営業利益878億5,300万円(14.6%増)。顕微鏡などを含むライフサイエンス事業は売上高1,237億600万円(14.6%増)、営業利益80億7,900万円(6.9%増)。携帯電話販売を含む情報通信事業は売上高2,676億9,100万円(6%減)、営業利益27億1,600万円(前期は26億4,100万円の損失)だった。

 なお、業績の好調により、期末配当を当初予定の11円から24円に増額し、年間配当も22円から35円の増配とした。

 2008年度の業績は、売上高1兆1,500億円(8.3%増)、営業利益1,070億円(8.4%増)、純利益500億円(4.6%増)といずれも過去最高を予想。このうち映像事業の見通しは売上高3,300億円(12.1%増)、営業利益250億円(22億800万円減)。デジタルカメラの売上高は3,070億円。新製品効果による増収があるものの、デジタル一眼レフの販売促進と開発投資により減益を見込む。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  決算情報
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/2007/

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( 本誌:田中 真一郎 )
2007/05/08 20:51
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