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【PIE2007】HPとシュリロは合同ブースで、ハイエンドの入出力環境を展示


会場:東京ビッグサイト
会期:2007年3月22日~25日


 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とシュリロトレーディングは、合同ブースを構えて、ハイエンドのプロ向け入出力環境を展示。日本HPはPhotosmart Pro B9180と、発売されたばかりのインクジェット用紙「月光」のマッチングなどもアピールしている。

 この2社が合同で出展した理由は、入力から出力までの環境を一貫して見せるためという。シュリロトレーディングはハッセルブラッドやリンホフの総代理店であり、日本HPは大判プリンタをラインナップしていることから、プロ向けのハイエンドな環境を再現している。

 日本HPは大判プリンタのほかにも、A3ノビの顔料インクジェットプリンタ「Photosmart Pro B9180」と、話題のインクジェット用紙「月光」による出力をデモ。もちろん同社純正の各種用紙のサンプルも展示している。日本HPは、月光のみならず、さまざまな作品出力用の用紙について、同社製プリンタ用にチューニングしたICCプロファイルを独自で開発し、公開していくという。


Photosmart Pro B9180
月光とのマッチングをアピール

月光での出力サンプル。モノクロ用とされる月光だが、カラーでの出力も高品質だという
同社純正用紙のサンプルも多数用意される

大判プリンタによる出力も見ることができる
 まだ同社は、同社製プリンタやモニターなどのイメージング製品で、一貫したカラーマネジメントを行なう「Dream Color」コンセプトを提案。Photosmart Pro B9180などのカラーマネジメント機能を持った機器同士なら、容易にカラーマネジメントが可能なことをアピールしている。


ハッセルブラッド H3D-31
 シュリロはハッセルブラッド製のデジタル中判一眼レフカメラの最新モデル「H3D」と、デジタル専用レンズ「HCD 28mm F4」を中心に、実機を展示。HCD 28mmは、35mm判換算焦点距離が19mm前後となるワイドレンズ。収差補正をH3D本体での画像処理にまかせ、レンズ側では無理に補正しないというアプローチにより、ワイドレンズにも関わらず軽量コンパクト化が図られている。

 ステージでは弊誌でもおなじみの写真家 大浦タケシ氏がH3Dでモデルを撮影し、HPの大判プリンタで出力するデモを行なっている。


ハンズオンコーナーでH3Dを手にとって試すことができる

HCD 28mm F4
ステージの大浦氏と、リングライトを装備したH3D

 またシュリロブースでは、撮影機材のレンタル、販売を行なうライトアップが、「デジタルオフィスカー」を展示。日産の1ボックスカー「キャラバン」を改造した移動デジタル撮影オフィスで、照明用のインバーターや外部電源端子を備え、車内にはMac Proや大型の液晶ディスプレイなどを搭載できる。ロケ先などで照明やデジタルカメラの電源となるほか、画像処理などを行なうことができる。車外から車内へケーブルを通すための穴があり、車外のカメラから車内のPCへ直接画像を送信できるなどの工夫がこらされている。基本料金は8時間、100kmで35,000円で、オペレーターやMac Pro、カメラなどのオプションを付加できる。


デジタルオフィスカー
車内の様子


URL
  PIE2007
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  シュリロトレーディング
  http://www.shriro.co.jp/
  日本HP
  http://www.hp.com/jp/


( 本誌:田中 真一郎 )
2007/03/24 15:49
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