今年も大きなブースを構えたキヤノンは、デジタルカメラ、交換レンズ、プリンタなど数多くの製品を展示した。中でも、5月下旬発売のEOS-1D Mark IIIに人気が集中。手に取るには、若干の待ち時間を要するほどだった。また、同社が今年で創立70周年、そしてEOS誕生からも20周年ということで、歴代のカメラも一同に展示した。
キヤノンブース
EOS-1D Mark III
デジタル一眼レフカメラのハンズオンコーナーでは、EOS-1Ds Mark II N、EOS-1D Mark III 、EOS 5D、EOS30D、EOS Kiss Digital Xのボディを用意。 各カメラには、用意された40本以上のレンズから好きなものを装着することができる。同コーナーで多くの来場者を集めていたのがEOS-1D Mark III。ハンズオンカウンターには実機が2台用意されており、自由に操作することができる。10コマ/秒の高速連写を試す姿が多く見られた。EOS-1D Mark II Nのユーザーからは、「ボディが軽くなった」という声が多いという。バッテリーを外して重さを確かめる人もいた。ライブビューも好評とのことだ。
デジタル一眼レフのハンズオンコーナー
EOS-1D Mark IIIを手に取る人は絶えなかった
EOS 5D。バッテリーグリップを装着した展示機も
EOS Kiss Digital X。バッテリーグリップも試すことができる
このほかEOS 5Dのファインダーをのぞく人も多かった。「フルサイズのカメラが欲しいという声が多い」(説明員)。EOS Kiss Digital Xは、家族持ちの若い人が多い一方で、軽量なデジタル一眼レフを求めて年配の来場者も少なくないという。レンズでは、2006年11月発売のEF 70-200mm F4 L IS USMの装着リクエストが多く、1月に発売したEF 50mm F1.2 L USMを試す人も多かった。
プリンタコーナーでは、インクジェットプリンタや複合機などを展示。発売を延期していたハイアマチュア向けインクジェットプリンタPIXUS Pro 9500(5月中旬発売)のプリント実演を行っており、足を止めてプリントを眺める来場者も。また、業務用プリンタのImagePROGRAF iPF5000などもデモプリントを実施していた。