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【PMA07】次々に登場する高速カード


PMA07のSanDiskブース。メモリーメーカーとしては一番大きい
会場:米国ラスベガスコンベンションセンター
会期:2007年3月8~11日(現地時間)


 PMA07にはカメラやレンズメーカー以外にも数多くの用品やアクセサリーメーカーが出展している。そんな中で、今回はメモリカードメーカーに注目してみた。

 見て回ったのはSanDisk、Lexar、ATPなど。最新ハイエンドメモリカードはいずれも40~45MB/秒の高速書き込みを誇るわけだけれど、残念ながらそれらの高速書き込み機能にカメラ側のコントローラーがネイティブに対応していなければ、本来の性能はでない。もちろん、多少は早くなるが、それでもカタログ値に対する落差は大きい。

 たとえばSanDiskのExtreme IVは半年前のPhotokina 2006の時点ですでに登場していたが、その後登場したキヤノンEOS-1D Mark IIIやフジのS5Proなどは特にExtreme IVにネイティブ対応していない。こうなるとせっかくカードが高速化してもユーザーのメリットは少ないわけで、Extreme IVよりも価格の安いExtreme IIIでもいいではないかという話になってしまう。これらの高速カードはPCへの書き出しが速いというメリットもあるが、それだけでは、わざわざ高いカードを買う意味は薄いだろう。

 そんな中、Lexarは「UDMA」という規格にを使用した300倍速のCFを発表。特筆すべきはUDMAに対応したカードリーダーやカメラなら、45MB/秒の高速なデータ転送が可能という点。対応カメラやデジタルバックが今年中に発売される予定としている。


SanDiskのラインナップ
Extreme IIIの書き込みスペックは20MB/秒

Extreme IVの書き込みスペックは公称40MB/秒
Extreme III用に作られたUSB2.0のカードリーダー

こちらはさらに高速なIEEE 1394対応のカードリーダー
Lexarのブース

UDMA技術により300倍速をうたうProfessionalカード
UDMAカードと標準カードの両方に対応するIEEE 1394b接続のカードリーダー

こちらはUSB 2.0接続でUDMAのほか、SDHC、SDカードも使用できるリーダー
日本ではケンコーが輸入しているATPのブース

ProMAX IIは300倍速、45MB/秒の高速書き込み。防滴・防塵処理など、対環境性能にこだわって作られている


URL
  PMA07
  http://www.pmai.org/index.cfm/ci_id/27922/la_id/1.htm
  PMA07関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2007/03/10/5787.html


( 河田 一規 )
2007/03/13 01:37
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