左からSP AF 70-200mm F2.8 Di、28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC
会場:米国ラスベガスコンベンションセンター
会期:2007年3月8~11日(現地時間)
タムロンは、会期直前に開発を表明した交換レンズ「AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical [IF] Macro」と、「SP AF 70-200mm F2.8 Di LD [IF] Macro」を展示した。
28-300mm F3.5-6.3 XR Di VCは、同社初の手ブレ補正機構「VC」を搭載する高倍率ズームレンズ。まったく独自に開発したという機構で、搭載第1弾として選んだのは高級路線のSPシリーズではなく、「従来から手ブレ補正の要望が強かった」(タムロン)という、高倍率ズームレンズの28-300mmだった。デジタル専用ではなく銀塩カメラで使用できるのも特徴となっている。
補正ユニットを鏡胴後部に内蔵。フィルター径は従来モデルの62mmから67mmにサイズアップしている。そのためか、本体は現行の「AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] Macro」より大きく、迫力が増している。VCは、鏡胴根元付近のスイッチでON/OFFできる。マウントは金属。
28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC
レンズシフト式の手ブレ補正機構「VC」を内蔵する
望遠端までズームした状態
SP AF 70-200mm F2.8 Diは、ズーム全域でF2.8の大口径望遠ズームレンズ。同クラスの他社製品より小柄で、SPシリーズらしい高級感ある外観となっている。比較的大きめの三脚座も備える。
また、発売直後の「AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro」も展示していた。
SP AF 70-200mm F2.8 Diの距離表示窓。上はAF/MF切替表示
三脚座を備える
AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II
望遠端までズームしたところ
ケンコー/トキナーブースでは、20日に発売するニコン用「AT-X 165 PRO DX」を手に取ることができる。焦点距離16~50mm、ズーム全域F2.8のデジタル専用大口径ズームレンズ。同社のこれまでのデジタル専用レンズ「AT-X 124 PRO DX」や「AT-X 535 PRO DX」と同様、質感の高い外観となっている。