【PMA07】EOS-1D Mark IIIが人気のキヤノンブース

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【PMA07】EOS-1D Mark IIIが人気のキヤノンブース

キヤノンブース

会場：米国ラスベガスコンベンションセンター
会期：2007年3月8～11日(現地時間)

　キヤノンブースでは、カメラ事業70周年、IXY10周年、EOS20周年と、昨年から今年にかけてのメモリアルイヤーをアピール。プリンタも含め、各分野での歴史を振り返る展示が見られた。

　新製品では、2月22日発表のプロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark III」が人気を博した。APS-Hサイズの1,010万画素CMOS、DiGIC III、ライブビュー、新AFシステムといった新機軸が多く、来場者の質問も多岐にわたっていた。会場ではライブビューを試す人が多いという。

　同時発表の新レンズ「EF 16-35mm F2.8 L II USM」や、外部ストロボ「580EX II」、ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E2」なども展示。いずれもEOS-1D Mark IIIと同様、カウンターで手に取ることができる


EOS-1D Mark III	背面。ライブビューの操作方法を訊く人が多いという


上面。ホットシューの黒塗装がなくなり、防塵防滴処理が施された	新開発のAPS-Hサイズ1,010万画素CMOSセンサーを搭載

画像処理エンジンDiGIC IIIを2つ備える


防塵防滴性能を持つ580EX II	レバー式のワンタッチロック機構を採用した


EF 16-35mm F2.8 L II USM	マウント面

EOS 5Dに装着


手ブレ補正機構「IS」のデモに、EOS-1Ds Mark IIのミニチュアが活躍	ミニチュアに取り付けられているのは、同縮尺のEF 600mm F4


3種のCMOSセンサーの比較	EOS20周年を記念した紙バッグを配布していた

　コンパクトデジタルカメラでは、PowerShot SD/DIGITAL IXUS(国内名IXY DIGITAL)や、PowerShot Aシリーズを展示。そのうち新製品は、PowerShot SD1000(IXY DIGITAL 90)、PowerShot SD750(IXY DIGITAL 10)をアピールしていた。いずれも国内では3月中旬に発売。

　両モデルのブラックカラーは、レンズ周りに黒色の円を配置したデザイン。APSカメラの初代IXYのイメージを復刻させたものという。発売は1996年。昨年はIXY10周年にあたる。


PowerShot SD1000(IXY DIGITAL 90)のブラックカラー	背面。3型液晶モニターを搭載


シルバーカラーのPowerShot SD750(IXY DIGITAL 10)	こちらは2.5型液晶モニターになる。710万画素CCD、3倍ズームレンズは同等


PowerShot A560。国内未発表モデル	2.5型液晶モニターを備える。画像処理エンジンはDiGIC III


PowerShot A550。DiGiC IIを搭載	液晶モニターは2型。国内で発表済み


縦型スタイルのPowerShot TX1	Elf(IXY)10周年を記念し、代表モデルを集めて展示していた

　インクジェットプリンタでは、5月に発売が決まったプロ向けの顔料A3ノビ機「PIXMA Pro 9500(PIXUS Pro 9500)」を展示。隣には染料のA3ノビモデル「PIXMA Pro 9000」も置かれ、画質の差を見ることができる。

　ブースのうち、大きな面積をとっていたのが70周年を記念した展示。ハンザキャノンからEOS-1D Mark IIIまでの名機を取り揃えていた。銀塩、デジタルを問わず、技術的な革新を起こしたカメラの実物が並んでおり(キヤノネットのみイラスト)、ファンならずとも見応えは十分だ。


70周年コーナー	第1号のレンジファインダー機「ハンザキヤノン」(1936年)。ニッコールレンズを装備


初の蛍石採用レンズ「FL-F 300mm F5.6」(1969年)	「F-1」(1971年)。初の本格的システム一眼レフカメラ


初のCPU搭載一眼レフカメラ「AE-1」(1976年)	「T90」(1986年)。New F-1の後を受けたプロ向け機


キヤノン初のアナログスチルビデオ(SV)カメラ「RC-701」(1986年)。フロッピーディスクに画像を記録した	「EOS-1」(1989年)。現在のEOS-1系につながるフラッグシップモデル


DOレンズを採用した「EF 400mm F4 DO IS USM」(2001年)	初のISレンズ「EF 75-300mm F4-5.6 IS USM」(1995年)

■ ＵＲＬ
　 PMA07
　 http://www.pmai.org/index.cfm/ci_id/27922/la_id/1.htm

（本誌：折本幸治）
2007/03/10 23:57

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